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オーランド(Åland Islands) .ax

首都 マリーハム (Mariehamn 10,902人 (2007))
 国際電話番号 +358-18
 アーランドと呼びたくなりますが、オーランドです。Ålandとも綴ります。フィンランドの自治領で面積は13,517 km2ですが、6,500からある諸島の合計です。人口 26,711人(2005)。言語は89.5%までがスウェーデン語だということです。通貨はユーロです。公用語はスウェーデン語です。
 オーランドの名称の由来はドイツ語の Ahvaland: 水の土地だと言われています。Ålandは川の土地という意味だということです。別の説としてフィンランド語の Ahvenanmaa: 止まり木の土地からÅlandになったともされています。
 元来はスウェーデンが領有していたのですが、1809年に Fredrikshamn条約でフィンランドをロシアに割譲し、半自治のフィンランド大公国としてロシアの属国になったときに一緒に割譲されました。ロシアは1932年、この島々を要塞化しはじめ、商業権益を冒されると思ったイギリスとフランスがクリミア戦争の一戦線として1954年に占領し、1956年、パリ条約で全面的に非武装ということになりました。
 1918年、フィンランドがボルシェビキ率いるロシア共産党に組みする赤軍と、それに対抗する白軍ととの抗争となった市民戦争に乗じてスウェーデンが平和維持軍として、またスウェーデン領土として復活させることを考えて進駐しますが、白軍と組んだドイツ軍が占領しフィンランド帰属は変わりませんでした。
 9割以上を占めるスウェーデン系の住民は当然スウェーデンへの帰属を主張します(96.2%が請願に署名)。フィンランドはスウェーデンに割譲するくらいなら自治を認めると言い出します。住民は反対しますが話は国際連盟に持ち込まれ、連盟はフィンランドの主権を認めるが、住民のスウェーデン語とスウェーデン文化・伝統を守ることを承知させられます。
 こうして20世紀に入ると住民の多くがフィンランドの主権が好意的であり、利益があると感じるようになっていきます。これにはスウェーデンの無関心と第二次大戦の戦中戦後にはぐくまれた運命共同体意識が勝るようになり、住民がフィンランドの自治領であることを望むようになります。かくして物事は平和のうちに解決したようです。スウェーデンに帰属すれば、ただの県に過ぎないけど、フィンランドに属すれば自治領という違いが大きいようです。
 国旗というか島の旗は1954年に正式に決まったようですが、スウェーデンの国旗の青地の黄色の十字架にフィンランドの紋章・国章の赤を加えたものになっています。文化的にはスウェーデンに帰属し、政治的にはフィンランドに帰属するこの島の状況を表したものになっています。当初は赤を加えることに抵抗があったようですが、紋章学の大家が、ある時期、スウェーデン国王が、この旗と同じものを掲げていたことがあったことを見つけだして議論は治まったようです。

↓オーランドの地図