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アラブ首長国連邦(United Arab Emirates) .ae

首都 アブダビ (2.2 万) (Abu Dhabi)

 国際電話番号 971

 アラビア半島のペルシア湾に面する 7 首長国 (Abu Dhabi, Dubai, Sharjah, Ajman, Umm al-Qaiwain, Ras al-Khaimah, Fujairah) より成る連邦です。面積 75,150 km2。人口 4,041,000人(2005)。アラブ人 25%, イラン, インド, パキスタンなどからの移民. 公用語: Arabic. 宗教: イスラム教 (ほとんどがスンニー派). 通貨:ディルハム dirham
 この国が連邦だと言うことは、小さな国、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジマン、ウム・アル・カイワイン、フジャイラ、そしてラス・アル・ハイマという7つの首長国が集まっているいうことです。首長というのは要するに王です。族長よりは上なのでしょう。
 7世紀頃にイスラム化され、以後数世紀にわたって族長間の争いが絶えなかったのですが、その沿岸地域は「海賊海岸」として有名になりました。そのため、17世紀から19世紀にかけてヨーロッパの国もアラブの国も海軍を哨戒させていました。イギリスがインド貿易を守るため1819年に遠征艦隊を送り込んで沿岸の港を押さえ、一応、族長たちと協定を結ぶのですがしばらくは海賊行為は続き、1853年に「永久海上休戦」perpetual maritime truceてなことになったようです。
 そして、これら首長国はイギリス以外の国には領土の使用を認めず、イギリスの同意なしには他国との国交も認めないかわりにイギリスが海上の国防を約束しました。また1955年にはサウディアラビアとの国境争いではアブダビの肩を持ちました。国境協定はあるらしいですが、公開されておらず、どこが国境かは定かではなく、サウディアラビアでは批准もしていないようです。オマーンとの国境も正式には定まっていないようですが一応の国境ははっきりしているようです。東側の半島の先の方はオマーンの飛び地になっていて、その中にまたアラブ首長国の飛び地が 40世帯ほどですがあるということです。
 1968年にイギリスは協定を廃棄することを決定し、7つの首長国はバーレーンとカタールも含めたアラブ連合を形成することを試みたようですが、1971年、バーレーンとカタールが相次いで独立しました。やむなく、7つのうちの6つが連合を組み、翌年には残る一つも加わって、今のアラブ首長国が形成されました。国の成り立ちからして親米、親英で1990年のクウェート侵攻から始まる湾岸戦争ですクウェートに派兵しています。
 7つの首長国は、最高会議という7人の統治者からなる機関を構成して5年ごとに大統領、副大統領を決めますが、7つの首長は対等ではないようで、これまでのところアブダビの首長が大統領を世襲しているようです。首相も、これはドバイの首長の世襲のようです。最高会議は内閣会議を形成し、立法機関というか審査機関として40人の指名された連邦国家会議があります。
 そういったことで政治体制は前近代的ですが、とにかくガスと石油があって国は豊かです。労働力の90%までが外国人労働者のようで、その労働条件も前近代的のようです。純正国民は貴族的生活を楽しんでいるようです。人口は404万人いるわけですが、323万人は外国人労働者です。
 Arabがいったい何を意味しているか?
国名の意味というサイトに、「砂の民、遊牧を行う人」とあるのですが、確証となるウラが取れません。まあ、アラブの語源まで遡ると際限がなく、ややこしくなります。アラブはアラブということでいいでしょう。子供の名前に参考と思えるサイトに行くと、multiplying、つまり掛け算とあります。アラビア人は数学は得意らしいです、私たちが使っている数字はアラビア数字、アラブではほんとに、同じものを使っているのでしょうか?。調べてみたら、アラビア数字というサイトがあって、やはり私たちが使っているのとはかなり違うようです。おまけにアラブの人たちはインド数字と呼んでいるんだそうです。してみると、インド人が一番、数学に強いのかも知れません。インド人の九九は99 x 99まであるそうですから(小学校では学校によって違うけど20の段近辺までらしいです)。アラビア数字のサイトにはアラビアで使っている数字の読み方のほかに書き順まで示されています。一筆書きで、まあ、私だったらこう書くだろうな、というのと一致します。
 国旗の色の赤・緑・白・黒は,アラブ・イスラムの基本色で、赤はアラブ社会の血縁と聖戦によって流された血、緑は豊かな国土、白は清浄な 生活態度、黒は過去の圧政を意味するという説と、またそれぞれ,イスラム王朝のファティマ朝(緑),ウマイヤ朝(白),アッバス朝(黒)を表すとする説があります。教祖・マホメットのターバンが緑色だったそうで、特に神聖な色らしいです。意味づけは少しバリエーションがありますが、とにかく、この四つの色がイスラムでは多用されるようです。
 アラブ首長国の文化に関しては、佐納康治というの大学の先生の旅行記があるので紹介しておきます。コンピュータとか情報の教授のようですが、世界中、旅をされています。
アラブ首長国連邦大使館 →アジアの地図 →ペルシャ湾岸の地図

↓アラブ首長国の地図