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IPアドレスとは?

 私の理解している範囲で説明します。IPアドレスとはインターネットで使う電話番号みたいなものです。[210.163.131.5]みたいにドットで 4つに区切られた数字がそうです。この数字は実は 256進数になっていて、最大の[255.255.255.255]は10進数では 32ビット 2の32乗 42億9496万7296、つまり、それだけ電話番号があると言うことになります。確かに膨大な数ですが、世界の総人口は 64億6475万人(2005年)ですから、一人一人にまでは行き渡りません。はじめはインターネットがここまで普及するとは誰も考えていなかったのでしょう。
 今となってはインターネットの後進国に割り付ける数がだんだん不足しそうになっています。といってもまだ、1/3くらいは使わずに保留されているようですけど。ほんとに個人個人にまで必要かというと、現在の使い方ではそんなことはなくて、電話番号はプロバイダがたくさんもっていて、各個人は社内の内線番号みたいなものを持っていればいいということですけど。しかし、インターネットのいろんな使い方を考える人がいて、家庭内の家電製品までにも個々にIP番号を持たせれば、帰宅に合わせて炊飯器にスイッチを入れたり、ときどき、家の中をテレビカメラで監視するとかいったことを考えたりする人があります。
 誰かがそう考えるということは、いずれはそれが現実になるというのが、これまでの世の中の流れですからそうなるのでしょう。私がそう考えたらそうなるか?というとそんなことはなくて、それによって儲かる人がたくさん居ればということでしょうが。多分、儲けるチャンスのある人はたくさんいるでしょう。というわけで、IPアドレスの数字を 64ビットにしようという動きがあります。そうすると、42億9496万7296の42億9496万7296倍、これは計算するのもいやになる数字になります。いや、よく調べると 128ビット使うらしいです。
 そうなると他人にうちの家電のスイッチを勝手に操作されては困ると暗証番号とかパスワードとか必要になるのでしょうか? 今でも頭の中はコンガラがっているのに難儀なことです。もっとずっと先のことにしてもらいましょう。
 でも、それまでの間にはインターネット先進国と後進国との間で摩擦が生じる可能性はあります。ほんとに足りなくなってくると昔の電話番号みたいに値段がついて、いや今でもありますが 1ヶ月あたり十数円らしいですが、それに売買市場ができることになるのでしょう。そうなると、今現在、IPアドレスはアメリカに偏在しているのが問題になってきます。何たってインターネット発祥の地ですから、ちょっとした企業は 256個くらいもっています。日本だとごく普通の企業は 8個です。国立大学だと、学生の人数も考慮して 256 x 256=65,536が標準ですが、アメリカのMIT マサチュセッツ工科大学くらいになると、18.0.0.0 - 18.255.255.255と 1677万7216も持っています。学生がいくら居たって一人あたり 100個以上あるわけです。これが 1個何万円とかの値段がついたら大変でしょう。
 このIPアドレスはふだん、インターネットをやっているときに意識する番号ではありません。意識するのは www.fuzita.orgといったドメイン名です。インターネットの舞台裏ではこのドメイン名をIPアドレスに変換する作業が行われています。ネームサーバというパソコンみたいなコンピュータがあって、DNSサーバ(Domain Name Server)というソフトがそのドメイン名なら 59.106.19.207に行きなさい、で行くと、そこは Sakura Internetのサーバで、www.fuzita.orgのデータがどこにあるか知っているという具合です。また、eメールにはヘッダーと呼ばれる送受信の記録みたいなものがあって、ウィンドウズだと、メールのプロパティを見ると、そこには発信したIPアドレスなどが記されています。これでスパムの振り分けをしたりするわけです。ずっと見てると、だいたいこの範囲のIPアドレスから来るということが分かりますから。

 とりあえず、知っていることはこの程度でする。また新しいことが分かったら追記します。Wikipediaには詳しい説明がありますが、なかなか分かったように気にはなれません。