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2005年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 08

The M-E Pavement Design Guide: A Case Study on HMA Overlays over Fractured PCC Slabs

M-E舗装設計指針:傷んだコンクリート版上のHMAオーバレイのケーススタディー

M-E舗装設計指針:傷んだコンクリート版上のHMAオーバレイのケーススタディー

Ghassan Chehab, Khaled Galal

Abstract

 機械論的経験的(M-E)設計ガイド(AASHTO 2002 Design Guideと呼ばれるものの説明をダウンロードしてみましたが、多分、スライド説明用のサワリだと思いますが、それだけでうんざりするソフトウェアのようです。これまで、AAPTでも話題に乗ってこなかったということは2002年とはいいながら、実際の頒布は昨年くらいなのでしょう。とにかく、検索すると202件がヒットして、今アメリカで話題のソフトのようです。)の公表はインディアナ州道路局の研究技術者に、その評価、キャリブレーションおよび、この新しいM-E設計プロセスの検証のユニークな機会となった。合理的な設計を行うためには、設計者は、この新しいM-Eのソフトウェアならびに、内包している設計方法論に関する知識、設計に必要な入力とレベル、および、それらの問題となる損傷や供用性との関係に十分に親しんでおく必要がある。
 この報告では、実験的な設計によりソフトウェアで多数の計算を行い、設計入力が舗装の応答と損傷に与える影響を評価した。 入力として設計レベルは事前には定めず、現在、インディアナ州で設計に用いられて利用可能なパラメータに基づいて、あるパラメータから他のパラメータへと変更した。
 この研究の結果は設計にあたっての入力の範囲の決定に、また今後のインディアナ州特有のキャリブレーションや導入計画に決定に役立つものと考えられる。副産物として、感度分析の参照として用いたラブライズされた区間の供用性が評価された。ラブライズした上にHMAを施工した舗装で得られたデータを用いてのわだち掘れの予測用のキャリブレーションの手順を示している。 機械論的経験的というのはMechanistic and empiricalの訳のつもりです。Mechanisticは想像するところ、何らかの理論モデルが使われているということでしょう。検索してみたところ、Mechanistic Modelは日本のサイトでも543件はヒットしますが、訳語にはお目にかかりません。また想像するところ、メカニズム、つまりこうすればこうなるという理論モデルがあるのだと思います。
 ラブライズ rubblizeという言葉は日本では耳慣れませんが、アメリカでは古いコンクリート舗装の再生利用としてよく行われているようです。ラブライズしてシーティング:seating、つまり落ち着かせるわけですが、その方法にも、ただ、重りをドスンドスンというものから、鋼板でギロチンよろしく切断するもの、鋼の鞭でぶっ叩くものとあるようです。