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2005年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 01

Rational Fatigue Limits For Asphalt Binders Derived From Pavement Analysis

舗装の解析から得られた合理的なアスファルトバインダの疲労限界

R. Delgadillo, H. Bahia

Abstract

 スーパーペーブの仕様には、いくつかの食い違いがあり、主として改質バインダの供用性特性に関するものである。このことは道路管理者、産業界、研究者の間で広く認識されている。2001年5NCHRP報告 459では、損傷挙動に基づいてアスファルト・バインダの試験および評価システムの改訂案が示されている。 バインダの疲労特性については Np20という新しい仕様パラメータが提案された。この新しいパラメータの主な利点は仕様の中に舗装構造が含まれていることである。本論文はまず何故に G*sinδを今度の Np20に変更しなければならなかったかということからはじめる。
 しかしながら NCHRP 450の Np20の提案は概念的なものでしかなく、実施のための基準、限界に関するこまかいことは欠けていた。この論文の主要な目的はバインダの疲労特性としての Np20の導入のために、いかにして舗装構造解析を用いることができるかを示すことである。
 実用されている代表的な 6種類の舗装構造について多層弾性プログラムでひずみレベルを求めた。このひずみから19種類のバインダの疲労寿命を計算した。この計算には既知の混合物とバインダのひずみの関係と混合物とバインダの寿命の関係を用いた。この結果から19種類のバインダの、異なる交通量、速度および舗装構造への適合性を求めることができた。ウィスコンシン州の試験条件(温度および入力エネルギー)で試験して Np20の仕様限界を提案した。 混合物のひずみ、バインダのひずみの関係は温度条件や荷重速度で違ってくるということが議論の中心になっています。