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2004年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 17

A Really Simple Performance Test

実に簡単な供用性試験

I. Oh, B. Coree

Abstract

 本研究の目的はスーパーペーブ混合物の簡単な供用性試験を開発することにある。新しい試験法は実用的なものでなければならず、配合設計および施工時に安定性の高い混合物と低いものとを見分けられるものでなければならない。このため、開発において特に留意した点は以下である。

 このような条件を満たすには試験器は実務者がよく知っていて、今現在でも利用できるものでなければならない。こうしたことからスーパーペーブのジャイレトリーコンパクタ(SGC)が考慮されることになった。SGCでは締め固め中にいくらかせん断力が働き、これをHMA混合物の特性把握に利用する試みは多くなされてきた。さらに、この試験器は舗装業界ですでに10年近く使用されており、使い慣れている事実がある。
 本研究で達成しようとしたのは、以下の事項である。

 以前にSGCでの締め固め中に、せん断抵抗を計測して混合物の供用性を把握しようというのがありましたが、締め固めの時にはそれに適するような粘度になるようバインダは設計されており、骨材による差は出てもバインダによる差は出ないという事実がありました。今回は試験温度を供用温度、この研究では25℃に下げています。また、SGCのモールドの中では上下左右とも拘束されていて流動は起こりえないという感じだったのを、上の圧板を供試体より小さくなるようインデンタ(indenter)と称するものを作って、試験結果が右の写真のようになる仕掛けにしたわけです。このインデンタが 200ドルだそうです。ほかに計測関係で少し金がかかると思いますけど。これで NAT(ノッティンガムアスファルト試験機だと思います)の結果と比較して相関が高いことを示しています。どうせならインデンタの下面を球面にしたら拘束の影響が少なくて流動が起こりやすいと思いますけど。

 なぜか質問はなかったようです。