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ワークショップ 2

Proposed Methodology for Predicting HMA Permeability

加熱アスファルト混合物の透水性の推定方法の提案

Aslam Al-Omari , Laith Tashman , Eyad Masad , Allen Cooley and Thomas Harman

Abstract

 透水性は加熱混合アスファルト(HMA)混合物の供用性に影響する重要な特性である。これは、締め固めと、アスファルト量、骨材寸法、骨材形状などのHMAの特性の関数である。これらの要因はすべて、空隙分布の違いとして現れ、ひいてはアスファルト混合物の流動性および透水性を支配することになる。現在は測定した透水性と現場のHMA混合物の空隙率とを関係づけることが行われている。本論文は、HMA混合物の透水性を空隙の三次元的分布と関係づけるものである。空隙の連続性、流路の不規則性(よじれなど)、有効空隙率、および空隙の比表面積などを定量する、新しい方法を開発した。これは、X線断層撮影によってHMA混合物の三次元的な内部構造を把握し、画像処理技術で流路を解析することによって可能になったものである。
 開発した方法はHMAの空隙分布特性のみに依存する透水性を予測するKozeny-Carman式 (→参考)の修正式の係数を見いだすのに用いた。予測した透水性は実験室での計測とリーズナブルな相関があった。この透水性式をさらに単純化して、全空隙率て骨材粒度から推定できるようにした。この単純化した式は広い範囲の特性を持つHMA混合物の透水性について実験室および現場での測定とよい相関を示した。