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2000年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
ワークショップ 01

Issues Pertaining to the Permeability Characteristics of Coarse-Graded Superpave Mixes

粗粒のスーパーペーブ混合物の透水特性にかかわる事柄

L. Allen Cooley Jr., Brian D. Prowell and E. Ray Brown

Abstract

 FHWAの支援を受け、Asphalt Institute、Austin South Central Superpave Centerのテキサス大学およびHeritage Research Groupは、研究グループとして共同研究を行った。
 現場での空隙率、敷きならし厚、透水性などの間の関係を評価するため、23の建設中のHMA工事を訪ね、現場透水性試験を行った。現場透水性試験は、各工事について、ランダムに選んだ15箇所で行った。15箇所について、それぞれコアを抜き、AASTHO T166試験法によって舗装密度を求めた。また、いくつかの工事については、Corelok試験機と試験室用透水試験機で試験した。
 発注機関が透水性に関する仕様を規定するようになったため、配合設計時に、与えられた骨材構造での透水特性を評価するツールを必要とすることになった。二つの方法を評価した。一つはスーパーペーブ・ジャイレトリーコンパクタで締め固めた供試体での透水性の計測であり、もう一つは、AASHTO T 166か、Corlok試験機で求めた吸水量である。
 本研究での試験の結果は透水性 (現場計測および実験室計測)と舗装密度との間には、良い相関があった。公称最大骨材寸法 (NMAS)と現場での敷きならし厚のいずれも、透水性と密度の関係に影響することが示された。NMASを大きくすると、不透水性の舗装とするためには高い密度を要する。同様に、舗装あるいは混合物の敷きならし厚を大きくすると、透水性は、ある与えられた密度レベルにおいては(密度が同じであれば)、小さくなる。
 ジャイレトリーコンパクタで締め固めた供試体と現場の試料の透水性には、いくつかの納得できる関係が見られた。透水性と吸水量との間には、公称最大骨材寸法にかかわらず、納得できる関係が見られた。