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2002年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 08

AGGREGATE GRADATION CHARACTERIZATION FACTORS AND THEIR RELATIONSHIPS TO FRACTURE ENERGY AND FAILURE STRAIN OF ASPHALT MIXTURES

骨材の粒度特性および、そのアスファルト混合物の破壊エネルギーおよびひずみとの関係

Byron E. Ruth, Reynaldo Roque, Bensa Nukunya

Abstract

 スーパーペーブの手順と基準にしたがって、粒度の異なる10種類の石灰岩による混合物を設計した。これらの混合物を間接引っ張り試験用の供試体として理論最大密度の93%まで締め固めた。引っ張り強度、破壊エネルギーおよび破壊ひずみを、短時間のオーブンエイジングと長時間のオーブンエイジングで劣化させた供試体について評価した。破壊エネルギーと破壊ひずみパラメータとの相関を見るために、骨材の粒度特性値を多変数回帰分析に用いた。これらの混合物の粗粒および細粒部分に対する羃乗則の定数(aCA , aFA )と指数 (nCA , nFA ) は回帰分析によって求めた。
 これら解析から、混合物の特性に対して有害な粒度特性を特定した。目立ったのは、ギャップ粒度とか、ある特定のふるいの留分が極度に多い粒度のものは、よくバランスのとれた連続粒度の骨材配合と同等の特性にならなかった。粗粒度の混合物については、アスファルト量が多く、4.75 mmふるい通過率の高いものは引っ張り強度と破壊エネルギーがより大きくなり、細粒度で長時間エイジングした混合物では破壊エネルギーがより小さくなった。 細粒度の混合物の破壊ひずみはアスファルト量を多くしたり、4.75 mmふるい通過率を大きくしたりすると改善された。
 この調査から発見されたことの意味するところは、粒度特性値は混合物の特性との相関が良く、舗装の供用性を改善する骨材粒度の選択への指針を提供できる可能性を持っているということである。