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2002年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 06

Tertiary Flow Characteristics of Asphalt Mixtures

アスファルト混合物の三次流動特性

K.E. Kaloush and M.W. Witczak

Abstract

 過去の2年、スーパーペーブの容積法による混合物の配合設計の中で用いる永久変形の評価のための、基本的に実験室ベースの簡易な供用性試験(SPT)として推奨できる試験法を求めての大きな研究が行われた。この、SPTの研究は三つの主要な実験サイトでの混合物と供用性データを用いて評価された。 五つの実験室試験で得たパラメータは、測定したわだち掘れ深さと、全体として、「良い」から「極めて良い」相関となった。試験方法と、その応答結果とをその長所、短所でランクづけしたが、現場でのわだち掘れに対する相関の良さでは、次の順となった。
1) 高温時の三軸圧縮試験で得られた動的モデュラス
2) 三軸クリープ試験で得られた流動時間(三次流動)
3 & 4) 三軸繰り返し載荷試験で得られたフローの繰り返し回数と累積永久ひずみ
5) SST試験機による高さ一定での繰り返しせん断載荷試験で得られた1000載荷サイクル時の永久せん断ひずみ
 本報告ではSPTの研究において現場のわだち掘れ深さと優れた相関を持つ卓越した二つの三次流動のパラメータに付いて論じている。試験計画を通じて、いくつかの破壊の解析に関する考え方が導入され、検証された。これらの考え方には、破壊ひずみ、塑性ひずみ比、容積変化、破壊時の定常コンプライアンス(? constant compliance at failure 本文によると、全ひずみを差分応力で割った、クリープモデュラスの逆数のようです。)などがある。試験の結果は、両方の試験とも、三次流動は軸方向ひずみの計測でも、放射方向のひずみ計測でも捕まえられることが示された。ということは、試験装置や供試体を放射方向だけの計測だけでよい、ということを意味し、重要な発見である。 このほか、拘束繰り返し載荷試験から得られた永久変形速度は現場で起こっている永久変形の速度を最もよくシミュレートしていた。