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2002年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 02

Validation of the Superpave Asphalt Binder Fatigue Cracking Parameter Using The FHWAユs Accelerated Loading Facility

FHWAの促進載荷試験施設によるスーパーペーブ・アスファルトバインダの疲労クラック・パラメータの確認

Kevin D. Stuart and Walaa S. Mogawer

Abstract

 促進載荷装置(ALF)を用いて、スーパーペーブ・アスファルトバインダの中間温度に対するパラメータ、つまりG*sin δを評価した。ALFは実大の舗装試験機械で、単軸後輪のトラック輪荷重の半分を載荷することができる。評価した変数は、供用性等級(PG)、アスファルト舗装の層厚、および温度である。 二種類の非改質のアスファルトバインダが用いられた。PG 58-34のものと、PG 64-22のものであり、連続中間温度のPGはそれぞれ、9と17であった。いずれのアスファルトバインダも原産は同一である。試験した層厚は100 mmと、200 mmである。それぞれの舗装体を28、19、および10 ℃で試験した。したがって、ALFで試験したのは12の舗装現場となる。
 予想通り、同じアスファルトバインダを用いた100 mm厚の舗装は200 mm厚の舗装よりも速く破壊した。19 ℃の中間温度では、あるアスファルトバインダと層厚の場合、10 ℃あるいは28 ℃の場合よりも速く破壊した。ひずみ制御でのアスファルトバインダのパラメータ、G*sin δと、応力制御でのパラメータ、G*/sin δのいずれも、それだけでは温度の影響を説明することはできない。
 PG等級の疲労クラックに関する供用性の比較のために行った六種類の比較のうちの一つだけ載荷のモードが、スーパーペーブ・アスファルトバインダの中間温度での供用性の規格として用いられる、ひずみ制御であることが示された。舗装のデータはまた、載荷のモードは温度とともに変化することを示した。