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2001年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 11

PREMATURE FAILURE OF ASPHALT OVERLAYS FROM STRIPPING: CASE HISTORIES

アスファルトオーバーレイのはく離による永久破壊:ある事例の経過

Prithvi S. Kandhal and Ian J. Rickards

Abstract

1)  主として水分あるいは水蒸気によって骨材からアスファルトバインダが分離してはがれることを一般にはく離と呼ぶ。歴史的には、はく離の原因の特定にあたっては、水分の存在があるときの骨材とアスファルトによるシステムの感受性に焦点が当てられてきた。この、はく離をアスファルトシステムの物理的-化学的な非両立性として分類し、従来の水分に対する感受性試験は適切であるとしてきた。
2)  本報告書にあるケーススタディは「舗装の飽和」の影響について記すものである。著者らは、飽和状態においては、すべてのアスファルト混合物は、周期的な水力学的な応力によってアスファルトバインダが骨材からこすり取られて、破壊しうることを示唆するものである。著者らは、はく離をアスファルト舗装システムの機械的破壊として分類し、従来の水分に対する感受性試験は不適切とするものである。飽和状態においては、水分に対する感受性のより少ないアスファルトシステムが長持ちするが、破壊が送れただけで避けられてはいないという可能性がある。
3)  はく離は1970年代後半にアメリカにおける主要な問題になった。アスファルトオーバーレイが施工後、2年も経たないうちに、破壊してしまうということは、そう珍しいことではなかった。本論文は、ペンシルバニア州、オクラホマ州、オーストラリアのニューサウスウエールズなどの4つのケーススタディについて記している。
4)  ケーススタディには、施工、舗装の損傷の目視観察、舗装の試料採取と試験などと、結論と今後の指針などが記されている。 水を使わないで、ジャックハンマーで試料を採り、舗装構造内の水分の分布も調べられた。はく離の現象は、広い視点で、舗装構成の相対的透水性、下部の排水システムとか開粒度摩擦層(OGFC)も含む、各種のアスファルト層の間の相互作用などについて調査された。
5)  観察された舗装の飽和が生じるメカニズムに関する仮説について述べている。これらの早期の破壊に至るようなはく離を、最小限にとどめるための提言をまとめている。

 水分に対する感受性試験は、日本では水浸マーシャル試験による残留安定度のことだと思います。