トップページ建設用語中辞典(英仏独和)技術資料・目次佐藤渡辺通信スパム紹介(日記)
世界の文化国名・国旗の由来日本の文化自治体リンク(県・50音別)アクセス解析・公開作者のページ(更新状況)

2001年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
技術セッション 08

ASPHALT BINDER TESTING VARIABILITY

アスファルトバインダ試験の変動

John E. Haddock, Ph.D., P.E. Brian D. Prowell, P.E. and Charles S. Hughes, P.E

Abstract

i)   バージニア州輸送局(VDOT)は、1997年建設年度より、完全にスーパーペーブのバインダの規格を取り入れた。品質保証の手順の一つとして、輸送局はルーチンとしてバインダ製造業者の精製所、あるいは基地から採取したサンプルを試験している。輸送局の職員が各精製所あるいは基地から毎月、各バインダの等級について 1サンプルを採取する。このサンプルをバージニア輸送研究委員会 (VTRC)が基準を満足するか、試験する。供給業者は、自前の分のサンプルについて試験し、当局に提出する。
ii)  本報告は四年間のバインダ試験の結果と、いくつかの比較について述べるものである。一般的に、データの標準偏差は VTRC分についても、供給業者分についても減少の傾向を示している。また、D2S限界は VTRCと供給業者のデータでは明らかに違うことがわかった。このほか、標準の試験方法で得られた、あるいはAMRLのラウンドロビン試験からのデータから得られた D2S限界は、必ずしも VDOTのものとは関係ないということが分かった。最後に、データベースから分かったのは、何らかの形のラウンドロビンに参加することは、試験機械、あるいは試験方法に問題があるときに、問題を特定したり、解決したりするのに、大変、有効であることである。
iii) 各州の輸送局が、各自、このようなスーパーペーブの供用性等級のバインダに関するデータベースを整備することが、その使用者と供給者の両方にとって公正な試験の許容限界を設定するために、望ましい。また、この解析の結果から、著者は VDOTがバージニア州におけるデータの変動を反映して試験の許容限界などをアップデートすべきであると考える。

 D2Sとか、d2sとかいうのは、difference two-sigma limitつまり、2シグマ、標準偏差の倍ということのようです。AMRLはAASHTO Materials Reference Laboratory、つまりAASHTOの材料標準試験室のようです。