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2000年度・AAPT・アスファルト舗装技術目次へ
ワークショップ　3

A New Method to Determine Aggregate Bulk Specific Gravity in Hot Mix Asphalt Mixtures

アスファルト加熱混合物の中の骨材のかさ比重を求める新しい方法

John Haddock and Brian Prowell

　加熱アスファルト混合物の設計および製造において計測しなければならない重要な特性は、骨材のかさ比重である。この値に関する情報が混合物の骨材間隙を求めるために欠かせない。しかしながら、多年にわたって知られているように、かさ比重の計測は、特に細骨材において難しい。SUPERPAVEの混合物設計法の試みは、この困難性をふたたび前面に押し出すことになった。この試験はしばしば不正確であるのみならず、実施にかなりの時間を要する。そうしたことから、多くの道路管理者は骨材のかさ比重を混合物の設計過程でのみ要求することにしている。しかし、これは製造過程において骨材の特性が変わった場合は問題を生じる恐れがある。
　このかさ比重を求める際の問題に対処するため、バージニア州の道路局は骨材の実効比重は混合物の設計過程において求め、これと設計かさ比重との差を計算する方法を開発した。製造過程においては、この差あるいはオフセット値を用いて、実効値から設計かさ比重を推定するものである。このオフセット値は、加熱アスファルト混合物のアスファルト量の正確性に依存し、混合物の製造過程においては骨材の吸水率は、ほぼ一定であることを仮定している。本研究は、このオフセット法の精度を調査するために行ったものである。
　四種類の異なるタイプの骨材を用いた加熱アスファルト混合物を試験して、これらの混合物に対して、正確な値を与えるオフセット値を決定した。さらに、1994年に施工された混合物からのデータも調査し、これについてもオフセット法はうまくいくように思われた。オフセット値の変動は主として混合物のアスファルト量の計測の変動によるものである。したがって、オフセット法は有効であるように思われるが、さらに関係する要因をよく理解するための研究が必要である。