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技術セッション 07

Mixture Testing, Analysis and Field Performance of the Pilot Superpave Projects: The 1992 SPS-9 Mixtuers

スーパーペーブ計画のパイロット試験舗装の混合物試験、解析と現場供用性:1992年のSPS-9混合物について

Robert Anderson, Gerald Huber, Dwight Walker and Xishun Zhang

 SPS-9と名付けられる特定舗装研究がSHRP計画の終わり近く、研究成果とその結果としての推奨規格の確認のために始められた。スーパーペーブのシステムのショーケースとして、1992年の夏、四つのSPS-9のパイロット工事が行われた。これらの工事は、システムの中の問題を明らかにし、最初の確認となることを意図したものであった。各州が導入を始めると見られる、1995年ないし1996年には、これらの工事区間から、4年ないし5年の供用性の履歴が得ることが予想されていた。そして、この供用性の結果が、スーパーペーブの導入に影響を与えると予想された。
 今や、このSPS-9のパイロット工事区間は7年以上の供用期間を経たことになる。7年の供用の後、SHRPの計画期間の1992年に建設されたSPS-9の工事区間は、まだ良好に供用されている。四つの工事区間とも、350万 ESALないし、1,650万 ESALの交通荷重を経過して、約 6 mm以下のわだち掘れである。これら四つの工事の混合物は、どれも、わだち掘れしやすいものとは言えない。
 三つの工事区間(IH-94、IH-43およびIH-65)についてはリフレクションクラックが見られた。これらは既設のコンクリート舗装の上にオーバーレイしたものであった。これは予想していなかったわけではない。なぜならオーバーレイするにあたって、コンクリート版を割って、落ち着けるブレイクアンドシートも、破砕するラブリゼーションも行なっていなかったからである。
 スーパーペーブ・シア・テスターによる機械的特性の試験から、四種類の表層用混合物について、二つの供用性試験、すなわち単純せん断試験(SSCH)とせん断周波数スウィープ試験は、観察したわだち掘れの特性による順位付けと一致した。正規化高温:Teff(PD)における最大せん断ひずみ(SSCH)は観察によるわだち掘れが大きければ、大きくなる。正規化高温:Teff(PD)における、せん断剛性(FSCH)は、観察されたわだち掘れが大きいと小さく出た。推定の舗装の最高温度における最大せん断剛性は観察されたわだち掘れの挙動と良い相関を示した。