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さいは
砕波
breaking wave
lame dferlante, brisant
Brandungswelle
海岸などで波が岸に近づくにつれて形がくずれて前のめりになる、あの波のことです。
さいたすいい
最多水位
most frequent water level
ある期間中に最も回数の多かった水位のことです。水位の最頻値というより分かりやすいのでしょう。
サイフォン
syphon, siphon
siphon
Saugheber, Heber
灯油のポンプで最初だけ手で油を吸い上げてやるとあとは、途中が上がり下がりしていても、油は移動する、あれがサイホンの原理ですね。水路が道路などの障害物を横断するときに、くぐるようにして設けた構造のことを言うことがあります。
さくぼうへいきんまんちょうめん
朔望平均満潮面
mean high water springs
haute mer
  moyenne de viveseaux

Springhochwasser
朔望平均満潮位
high water level
H.W.L

朔望平均干潮面
mean low water springs
basse mer moyenne
  de vives eaux

mettleres Springniedrigwasser
朔望平均干潮位
low water level
L.W.L
朔は新月の日のこと、望は満月の日のこと、このとき、太陽と月がほぼ一直線にならび、地球に働く引力が強くなり、海水を引っ張って、潮位があがります。海水が即座に動くわけではないので、3日くらい遅れてその月の最高満潮になります。その各月の最高満潮面の平均のことです。同様にその中間には各月の最低干潮があり、その平均は朔望平均干潮面ということになります。この両方をひっくるめて朔望平均潮位と言います。朔望平均満潮位(H.W.L)、朔望平均干潮位(L.W.L)という言い方をよく見かけます。同じものを言うようです。
かんちょうかせん
感潮河川
干潮河川?
tidal river
潮の干満に感じて川の流れが逆になったり水位が変わったりする河川です。感潮区域と言ってどの川もそうなっているはずですが、ある程度の長さにわたって飲料水の水源に使えないとか、そういうところのシジミは美味しいといいますが、生態系が違うとかする川のことです。「干潮河川」を検索してこのページに来る人がいました。この上に干潮、下に河川という言葉があるのでGoogleで59,600件ある中でトップにヒットしたようです。変な言葉だとは思いましたが、カンチョウカセンという言葉は何度か耳にしたことがあり、想像としてはここに説明したようなことを思い起こしました。ですが「感潮河川」が正しい言葉だと思います。「かんちょうかせん」と入力して変換するとまず、干潮河川が出てきて感潮河川には変換されないのでちゃんとした論文でも干潮河川になっているのが多いのでしょう。Googleでは 10,500件のヒットで多数決では圧倒的に干潮河川になります。干潮河川で意味をなすように解釈すると、干潮のときだけ真水の川で満潮の時は海水が逆流して川ではなくなるということになるかも知れません。
みおすじ
澪筋
gut, water-route
eau navigable, passe navigable
Fahrwasser, Fahrrinne
河道
channel of stream,
river channel

lit de cours d'eau
Flulauf
河の中で雨のないときでも水が流れている深い場所のことで、筋状につながっているので澪筋といいますが、単にみおといっても同じです。フランス語、ドイツ語は船が通れる水路という意味のようです。日本語の方は水が流れてできた筋という感じです。学術用語としては河道(かどう)ということになるでしょう。だいたいは自然の作用でできるものですが、いろいろ必要があって、わざわざ作るのを作澪工(さくれいこう)と呼ぶようです。
ほうすいろ
放水路
flood way
diversion channel

canal d'vacuation
Entwasserungskanal,
Entlustungskanal

捷水路
cut-off
coupure
Durchstich
捷路
short-cut
洪水を防ぐ目的で、川を人工的に分岐させて作る水路です。分水路も同じです。放水路には水力発電所では別の意味があって、発電に使った水を川に戻すための水路をいうようです。疎水路は放水路と同じく人工的に作るものですが、水運とか発電、潅漑用の取水とかの利用目的で作るものです。捷水路というのは、曲がりくねった河に近道を造ったものです。ゆったりと流れていたのが、直線的に流れることになり、水流の勢いが増すことになり、下流の方にいろいろと影響もでることになります。古い言葉のようですが、承水路というのがあって、これは干拓地などの低地に入ってくる水を承けて、よそへ逃がす水路です。道路の方で、捷路(しょうろ)というのがあり、Y字型に交差するとき、鋭角が曲がりやすいように、Yの上の方に近道をつけたものを言います。最近ではショートカットというのが普通でしょう。これも古い言葉で衝路というのは、敵が攻めかかってきそうな要路といみです。
さんめんばり
三面張り

背割堤
separation levee
digue de sparation
Trennwerk, Trenndamm,
Trennbuhne, Separationwerk

越流堤
deversoir
digue crte dversante,
dversoir de crue

berlaufdeich
河床
stream bed,
stream bottom

lit fluvial
Flubett, Flusohle
河川 river
fleuves et reivire,
cours d'eau, fleuve, reivere

Flu, Bach, Strom,
flieendes Gewsser,
Fliegewsser

河の河床と両岸の堤防ののり面の全部を石積みなどの護岸で覆うことです。二つの川に分ける背割堤や大雨の時には水が堤防を乗り越える越流堤などの法面と天端を護岸で覆うのもそうです。どちらも三面が護岸で覆われているわけです。河川には水の流れる河道↑があって、河床が、それに接し、さらに堤防があって、流れる水を含めて河川ということになります。
しおまちさぎょう
潮待ち作業
海の工事で、潮が引いている間を潮間といい、この間に作業をすることです。潮間作業も同じです。潮待ち係数で来た人があったので調べたら、潮待ち作業を行う工事の対象が朔望平均満潮位より下にある場合、対象の重心の位置によって作業の歩掛かりを割り増しする係数のようで、重心位置が朔望平均干潮位なら60%の割り増し、あとは比例計算になるようです。
アスファルトライニング
asphalt lining
traitment impermable
 de revtement bitumineux

Asphaltbelag anlegen,
Asphalt aufbringer

アスファルトマットレス
asphalt mattres
tapis d'emols bitumineux
Aspahltmatten, Teermatten
水路や水利構造物で漏水を防ぐために表面に施工するアスファルト混合物で、マスチックアスファルトがよく用いられるようです。マスチックアスファルトをあらかじめ、金網の入った版にしたものをアスファルトマットレスというのもあるようです。
アスファルト被膜厚
asphalt film thickness
paisseur du film d'asphalte
Asphaltanstrichfilmdicke
普通は膜厚と呼んでいます。アスファルト混合物の中の骨材の表面を被っているアスファルトの膜の厚さです。計る方法があるわけではありません。骨材の表面積、これも推定ですが、これと使ったアスファルトの量から平均的な厚さを、だいたいのところ求めることはできます。当然、厚いところも薄いところもあるわけで、数ミクロンから数十ミクロンの間だということです。
ていがいち
堤外地 riverside land,
foreland, waterside land

Vorland
堤内地 inland,
landside, protected lowland

Binnenland, Binnendeichland
川表
river side
ct rivire
Fluseite
川裏
land side
tuile
Landseite
裏小段
landside banquette
banquette ct de des terres
auf der Innenbschung,
angeordnetes Bankett
川の堤防の内外を言うのですが、まぎらわしい言葉です。堤防で守られている一般の土地が堤内地、素人目には堤防の内側みたいなのが、堤外地です。もう少し分かりやすい言葉では川表川裏があります。こちらは川に面した方が表です。川裏側に設けた小段裏小段ということになります。
シビルコスモス
civil cosmos
目新しい言葉です。土木学のことらしいです。「人間と生物との生命維持装置としての地球、国土を人間性、自然観、哲学を基本として秩序と調和のある開発を実現するための体系化された知識」ということらしいです。何やら七難しく、カッコいい言葉らしいです。とは言え、こうしたことは誰もが、意識することなく持っている知識だろうと思います。civil cosmosをGoogleで検索すると、英語は出てきますが、日本の文献で、日本の造語のようです。

そだ
粗朶

あみさくこう
網柵工
net hurdling

雑木の小枝を刈り取ったものです。薪として燃やすほかに、水に沈めて魚礁にしたり、絡み合わせて板状にすると柵に使えます。柵と書いてシガラミと読ませるようですが、ネットで「枝がらみ」と書いたのを見かけました。こう書いてくれれば意味ははっきりします。大きく束ねて水に沈めて魚礁にしたり、河川で水を勢いをそいで堤防の法面とか、そだ沈床と言って川底を護るのに使ったりします。この方法は日本古来とかではなくて明治時代に招いたオランダの技術者が考えたものだそうです。川以外でも法面に低木を植えて護る場合に、網柵工といって苗木が育つまでの間、護るために木杭を打ち込んで、その間を粗朶や竹を編んで埋め殺しにしたりします。埋め殺した粗朶は腐植して木の栄養になるという環境にやさしい工法ですが、手間のかかるこの方法を今もやっているかどうか?
だんきゅう
段丘
terrace
terrasse
Terrasse
海岸段丘
coastal terrace
terasse littorale
Kstenterasse
海とか川の浸食作用で段ができた大地が地殻変動とかで水面が下がって、平たい大地が階段状にできたものです。海岸のものは海岸段丘です。この大地面が浸食されたのでなく堆積した面の場合は海成段丘らしいです。
ぼうすいこう
防水工
waterproofing
tanchement
Isolierung,
Wasserabdichtung

防水剤
waterproof agent
agent non mouillant
Mittel gegen
  Wassereinsickerung

防水シート
waterproofing sheet
wasserdichtes Tisch
建物の屋上の防水、橋の床版の防水、鋼床版の防水、コンクリートに発生したひび割れの防水といろいろあります。防水シートを貼る、防水剤を塗る、充填する、浸透させるなどの方法があります。貼るのは貼り防水、塗るのは塗り防水ということになります。材料にはアスファルト系防水層、合成ゴム系防水層・塩化ビニル樹脂系防水層・酢酸ビニル樹脂系防水層・ウレタンゴム系防水層・アクリルゴム系防水層など総称して高分子系樹脂材料、FRP系防水層、セメント系防水などがあります。だいたいにおいて伸縮性のある材料を使いますがセメント系では隙間に浸透して固まるよう、水ガラス:けい(珪)酸ソーダと合わせて用いられます。橋面に塗るものは後で舗装の機械が乗って作業したりしますので丈夫なものになります。防水シートの場合は繋ぎ目が弱点になりますので、トンネルの防水の場合、吹き付けコンクリートなどの一時覆工の上に貼って右図のように重ね合わせるのでなくて拝み合わせて自動溶着機で二重に溶着させたりします。それでも心配というので圧縮空気を入れて継ぎ目から漏れないか加圧試験をします。では一時覆工から漏れてくる水はどこに行くのか?それは裏面排水と言って直径 75 mmくらいの有孔管を縦断方向に設置して集めたところで 50 mおきくらいに直径 150 mmくらいの太い有孔管を中央の 300 mm径くらいの排水管まで設置します。この中央管からの排水は路面の排水は混じらないので大清水などの商品になることもあります。