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インクライン
incline
斜面にレールを敷き、台車を動かして荷物を昇降させる装置のことです。
アウトリガ out-rigger
stablisateur Ausleger
クレーン車、ショベルカーなどで、作業時に張り出して、安定を保つための横木のついた脚です。
バイプレータ vibrator vibrateur
Vibrator
棒バイブレーター
bar vibrator
vibrateur en barre
Stabvibrator
クイックサンド quicksand
sable fluent, sable mouvant
Schwimmsand
浸透水圧
(間隙水圧)
pore water pressure
pression hydrostatique
  interne

Porenwasserdruck
過剰水圧
excess
  hydrostatic pressure

surpression
  hydrostatique

berwasserdruck
ボイリング boiling
要するに振動させるものですが、土木の世界ではコンクリートを打設するときに、生コンクリートに振動を与えてやるとかなり固いコンクリートも流れるようになってすみずみまで行き渡るようになります。棒状の人が持てるものは棒バイブレーターです。ほかに大型の平面型とかあります。なぜ流れるようになるのか? それは地震のときに砂地盤で起こるクイックサンドと原理的には同じです。砂地盤は砂どうしの摩擦で持っているのですが、水が十分にあるときに振動がかかると、専門的に言うと土の粒子の間の間隙水圧が静水圧より高い過剰水圧あるいは過剰間隙水圧がひどくなり、水が粒子どうしを引き離して、全体が液状になって、ひどい時は地表から吹き出したりするわけです。地下水位の高い場所で砂質の地盤を掘削しているときにも同じようなことが起こってボイリングと言ってぼこぼこと水と砂が吹き上げてくることがあるようです。間隙圧係数という言葉があるようですが、専門的すぎてよくわかりません。よその用語集を参考にしてください。
ランマー rammer
damen Stampframme
突き棒の意味。通常は地面の締固めに使うガソリンランマーのことを言います。ガソリンエンジンに似た構造で、ガソリンの爆発により機械全体がはね上がり、自重で落下し、これが自動的に繰り返されて、突固めができます。試験関係では土の締固め試験アスファルト混合物のマーシャル試験の供試体を作るときの突き棒(と言ってもいまは機械で動かしますが、昔はほんとに人が突いていました。)のことを言います。とにかく元の意味は同じです。
モンケン monkey
mouton Ramme
杭打に使う鉄の重錐。本来はモンキーらしいです。上がり、下がりする姿を猿に見立てたもののようです。同じ上がり下がりするもので、足場につける小さなクレーンはモンキーですが、一方はいつしか訛ってモンケンになったようです。昔風に言うと真矢分銅らしいです。杭の頭に立て、モンケンの中心孔に通して、これを誘導する長い鉄の棒のことを真矢(しんや)、あるいは心矢と書きます。櫓(やぐら)を組んで打つわけですが、この櫓を行燈櫓と言うようです。即物的に分かりやすく言うと杭打ち櫓ですけど。柱が二本だけの櫓は二本子櫓、これを使って杭を打ち込むのは二本子打ちです。モンケンの形によって丸モンケン、角モンケンと呼ばれます。
やだこ
矢蛸
杭を地表より下あるいは水中に打つとき、仮に継ぎ足す鉄製の筒。やっとことも言います。このやっとこを用いて杭を打つのをやっとこ打ちと言います。↓ この矢蛸の由来・語源ですがネットで探しても見つかりません。矢については下に書いたとおりですが、については私の想像ですが、くい打ちとか建物の基礎の地固めを人手でやっていた時代、よいとまけというのがあって、木でヤグラを組んで縄で大きくて丈夫な短い杵みたいな木に四方八方から結びつけて、これをモンケンとして、滑車を通してみんなでヨイトマケとかけ声をかけて引っ張り上げてはドスンと落としていたものです。この短い丈夫な木こそが、四方八方に足のついただったのだと思います。逆さまになっていますが、多分間違いないでしょう。簡単な蛸はロープなどつけずに人が手で持つ柄が2本とか4本とかついていました。一人で使う蛸は小蛸二人以上で使うのは大蛸です。こういうのは今ではランマーにとって代わられています。よいとまけというのはそういう杭打ち作業のこと、また、それに従事する人夫のことを言っていました。えんやこらとも言っていましたね。かけ声は地域によっていろいろ違うものです。今はせえのという掛け声が全国を席巻していますが、昔の九州ではエンヤコーラ、よいしょっが主流でせえのっは聞いたことがありませんでした。昭和30年代の前半までは東京でもせえのは聞いたことがありませんでした。はじめて聞いたのは四国です。ネットで調べると「西濃運輸の人たちが物を運ぶときに,使うかけ声が広まった」とか「岐阜( 東濃弁)」、「丹波のかけ声である」、「最初は海軍で、ロープをみんなで一緒に引っ張るときにこの「イセー」というかけ声として使われました」とかいう記述が見えます。名古屋以西、四国あたりまではせえのだったようです。これは一斉のせっ、いっせえのせっというのが、元の形で、それがセエノに縮まったということで多分ほんとでしょう。

というのは、打ち込むものを表しているようで、矢蛸のほかに矢板矢木掛矢などがあります。石材の関連では石を割るときの道具のことで、小さいのが豆矢、大きいのは飛び矢だそうです。を使って石を割る作業を矢割りというそうです。
やわら(1)杭打のとき、杭の頭がこわれないように載せるもの。(2)ワイヤロープをかけたりするとき、荷物を傷めないようにかませたり、当てたりするクッション材です。
ブーム boom, jib
flche, vole Ausleger
クレーンなどの伸縮する腕木のことです。伸縮しないのはアームと言います。ジブとも呼びます、というか、頑丈な構造のジブがブームで、ジブはブームの先につけて小回りをきかせるもののようです。
プラント plant
ビン
bin trmie Bunker
バッチャ batcher
dispositif de dosage
Dosierapparat
その現場により意味するものが違ってきますが、コンクリート工事であればコンクリートを練るコンクリートプラント、アスファルト工事ではアスファルトを練るアスファルトプラント↓を意味します。これらのプラントでは、骨材を貯蔵し、計量して吐出する機能を持ったビンがあります。1回に練る量が1バッチで、このための計量装置としてバッチャがあります。
アスファルトプラント
asphalt mixing plant,
asphalt hot-mix plant

centrale d'enrobage
Asphaltmischanlage,
Asphaltanlage

アスファルトミキサ
asphalt mixer
malaxeur pour
 enrob bitumineux

Asphaltmischer
バッチミキサ
batch mixer
mlangeur discontinu
Chargenmischer
バッチ式ブラント
asphalt mixing plant
poste discontinu
Chargen-Bitumen-
 Mishanlage

連続式プラント
continuous plant
poste continu
kontinuierliche
 Mischanlage

連続式ミキサ
continuous mixer
mlangeuse continue
kontinuierlicher
 Mischer

ドライヤ dryer
scheur sec
Trockner
ドラムドライヤミキサ
drum dryer mixer
scheur-mlangeur
  tambour,
tambour-scheur-enrobeur

Trommeltrockenmixer
パグミルミキサ
pugmill mixer
Knetmisher,
Zwangsmischer
加熱アスファルト混合物を製造するための設備で、骨材の加熱、乾燥、ふるい分け、骨材石粉、アスファルトなどの計量ができ、混合するためのアスファルトミキサがあります。ミキサとしては、計量しては混合するバッチミキサを用いるバッチ式ブラント、ドラムをちょっと傾けて横にしたようなドラムミキサを回転させて、連続で1方から材料を計量して他方から、混合物が出てくる連続式プラントがあり、当然連続式ミキサが使われます。このへんのところはコンクリートを練る場合も同じで、コンティニアスミキサという言葉が使われるようです。バッチ式プラントでも骨材の乾燥のためのドライヤとよばれるドラム型のものがありますが、連続式では、ドライヤとミキサを兼ねた、ドラムドライヤミキサを使うわけです。日本では工事規模がそれほど大きくないため、バッチ式がほとんどです。ドラムミキサでは、ドラムに羽根がついていて、これで掻き上げて混合しますが、バッチ式ではパグミルミキサという、軸のまわりに太い棒状の羽根をまばらに付けたものを二つならべて、羽根がかみあう感じで回転させて混合します。連続式でもパグミルミキサを使うものもあります。アスファルト混合所という言葉がありますが、これはアスファルトプラントのほかに、必要な骨材置場などもろもろを含んだ施設全体を言います。
バグフィルタ bag filter
filtre en sac
Sackfilter
バグハウス bag house
サイクロン型集じん機
cycleone classifier
cyclone classificateur
Zykonnaklassierer
回収ダスト
poussire rcupre
Staubwiedergewinnung
アスファルトプラント↑では、大量のほこりが出ます。これを最終的にはバグハウスに収まっている掃除機の集じん袋のお化けに導いて集じんしますが、その途中でも水を噴霧して落とすベンチュリ式ドライヤ↑から出てくる粉塵を含んだ排気ガスを円筒の中でぐるぐる竜巻のように旋回させて遠心力で粉塵を周囲に押しつけて集めるサイクロン型などの集じん装置が使われます。こうして集めたのが回収ダストで、再利用されます。
アスファルトリサイクルプラントrecycle asphalt plant アスファルト舗装の廃材、お役所では副産物という言い方もしているようですが、要するに廃材を再生して再生加熱アスファルト混合物を製造するプラントです。アスファルトプラントと似たようなものですが、廃材をばらばらに解砕 crushingする解砕プラントが余分に必要です。解砕する方法には強引にジョークラッシャなどを使って破砕する方法と、高温との蒸気でばらばらにする方法があります。こうしてできたものをふるい分ける設備も必要です。今はほとんどのアスファルトプラントがリサイクルプラントになっています。ちなみにアスファルト舗装の再生利用が最も進んでいるのは日本で、ドイツがそれに次いでいるようです。その関係EAPAの資料を技術資料として掲載しています。
アスファルトタンク
asphalt tank
reservoir d'asphalte
Asphalttank
アスファルトプラントなどで、アスファルトを液体として貯蔵するためのタンクで、一定温度に保つようになっています。
スクリード
screed
finisseur poutre lisseuse
Glttbohlenfertiger
引きずり
streaking,
streaks in the mat
研究社の英和辞典では「《左官の》 定規モルタル, ならしの定規; 【土木】 スクリード 《コンクリートを敷きならす装置》」となっています。舗装ではアスファルトフィニッシャでもコンクリートフィニッシャでもスクリードがあります。敷きならす以外に振動をかけて締め固める機能を持つものもあります。アスファルトフィニッシャのスクリードはアスファルト混合物がくっ付いて舗装面に骨材の引きずり(→写真)による傷跡が残らないよう十分に加熱します。引きずり敷きならし厚に対して骨材の寸法が大きくて骨材が潜り込めずスクリードに引っかかって引きずられる場合にも生じます。
スプレッダ spreader
rpartiteur Verteiler
コンクリートスプレッダ
concrete spreader
destribiteur de bton
Betonverteiler
ボックススプレッダ
box spreader
rpartiteur caisson
Kastenverteiler
ブレード型スプレッダ
paddle type spreader
rpartiteur
  roue-pelle

Schaufelbetonverteiler
スクリュー型スプレッダ
screw spreader
rpartiteur vis
Schraubenverteiler
アグリゲートスプレッダ
aggregate spreader
gravillonneur
Aggregatspreizer,
senkrechte Krmmung

チップスプレッダ
pandeur d'agrgats
Aufbeleitungsanlage
 fr Zuschlagstoffe
つまり、散布して均一に広げる機械です。コンクリート舗装に用いるコンクリートスプレッダでは、箱全体で敷きならすボックススプレッダ、ブレードで敷きならすブレード型スプレッダ、巨大なねじ型のスクリューを回転させて敷きならすスクリュー型スプレッダなどがあります。コンクリート舗装の施工はアスファルト舗装のようにフィニッシャローラだけといったものではなく、いくつもの大型機械を使います。参考までにコンクリート舗装施工の機械構成の一例を載せておきました。 粒調砕石ソイルセメントなどを敷きならすものはアグリゲートスプレッダ、簡易舗装などで骨材を散布するものはチップスプレッダ、積雪地などで、塩化カルシウムなどをまくものはマテリアルスプレッダと呼ばれます。
ホットオイルヒータアスファルトプラントではアスファルトを加熱して液状にして保存しておく必要があります。昔はバーナーで直接加熱していたこともありますが、今ではアスファルトタンク内のパイプに加熱したオイルを循環させて保温します。
クラッシャ crusher
craseur Brecher
ジョークラッシャ
jaw crusher
concasseur mchoire
Backenbrecher
ジャイレトリクラッシャ
gyratory crusher
broyeur rotatif
Umlaufmhle,
rotations Schroter

コーンクラッシャ
cone crusher
Kegelbrecher
インパクトクラッシャ
impact crusher
concasseur
Prallbrecher,
Anbrallbrecher

砕砂
manufactured sand,
crushed sand

sable concasse,
criblure de pierre

ロッドミル rod mill
broyeur baguettes
岩石や玉石などを破砕して砕石を作る機械です。巨大な鉄のあごで噛み割るジョークラッシャ、巨大な鉄のすり鉢とすりこ木で、すりこ木を叩きつけて割るジャイレトリクラッシャ、すりこ木でごろごろと摺り潰すコーンクラッシャ、はね飛ばして叩きつけて割るインパクトクラッシャ、鉄の棒と一緒にドラムの中で回転させて、棒の落下の衝撃と摩擦で、砕砂などを作ったり、石の形を整えたりするロッドミルなどがあります。
アジテータ agitaror生コンクリートなどを、運ぶのに途中で骨材が沈んで分離しないように、ゆっくり回転させる装置です。これをトラックに載せたのが、アジテータトラックですが、普通はトラックは省略します。一般の人はミキサー車ということが多いと思います。コンクリートは砂利、砂、セメント、水をかき混ぜればできますが、そのためには、かなり、しゃかりきに回さないと、ちゃんと混ざりません。アジテータはそこまでの力はありません。ミキサー車、あるいはトラックミキサという、だいたい、同じ格好のものが昔はありました。こちらは、混ぜることができ、回転の速さが違いました。生コンプラントが普及して、ミキサー車は必要がなくなりました。
ドラムミキサ
drum mixer
btonnire tambour
Trommelmischer
可傾式ミキサ
(重力式ミキサ)
tilting mixer,
tilting drum mixer

btonire basculante
Kipptrommelmischer
ドラムに固定した羽根で材料を掻き上げて落とすようにしてコンクリートを練るミキサです。傾けることができて舗装用コンクリートのような固いコンクリートの混合に適した可傾式ミキサ(重力式ミキサともいうようです。)と建築用コンクリートのような軟らかいコンクリートの混合に適した不傾式ミキサとがあります。
フロート float
lisseur de beton
Betongltter
表面仕上げ機
コンクリートレベラー
float machine,
concrete leveller

finisseur
Oberflchenfertiger,
Betonstraengltter

ヘリコプター仕上げ
helocopter
(concrete finisher)
コンクリート舗装の仕上げに用いるとんぼのような道具です。実際、とんぼと呼んでいるようです。浮かせるようにして平たんにします。一人用、二人用と人力で行うもの、機械式の表面仕上げ機もあります。カタカナにするとコンクリートレベラーです。これもフロートを置く方向によって、斜め型、縦型とあるようです。面白いのはヘリコプター仕上げです。右の写真がそうですが、四枚の羽根状のフロートがくるくる回るもので小規模なコンクリート舗装、土間の仕上げに使います。ヘリコプターが逆さになっていますけど。私が見たのは輸入もので concrete finisherと書いてありました。これも concrete levellerです。ハンドトロウェル: hand trowelerというのが一般的な正式名称のようです。手仕上げよりは機械化されていると思うんですけど、さらに進んだものではという人が乗って操縦できるものがあります。←騎乗式パワートロウェラーというようです。これら合わせてパワートロウェラー: power trowelerということになるようです。⇒表面仕上げ
スムーザ smoother
lissoir Bgeleisen
大きなコテというか、アイロンというか、アスファルト混合物を舗設するときに、マンホールの周りなど、機械が使えないところを仕上げるための柄のついた火ノシで、バーナなどで温めて使います。
アスファルトケトル
asphalt kettle
fondoir bitume
Asphaltkocher
アスファルトクッカ
asphalt cooker
Bitumenkocher
アスファルトを熱して溶かす装置です。アスファルトプラントには必ずあります。単にケットルとも呼ばれます。ケトルに軽質油や天然アスファルトを添加して攪拌する装置がついていればアスファルトブレンダということになります。グースアスファルトに使うクッカ−車にも積まれています。この場合はアスファルトクッカと呼ぶようですけど。
アスファルトテストリビュータ
asphalt distributor
rpandeuse de bitume
  sur camion

Asphaltverteiler
スプレーバー
spray bar
tige de pulvrization
Sprhstange,
Sprhrahmen
表面処理浸透式工法などで用いるアスファルト散布機のことです。車両になっています。単にデストリビュータと呼ぶことが多いようです。ヒーター付きのタンクに圧力をかけ、後部にあるスプレーバー spray barというノズルがたくさん付いたパイプから、アスファルトを均等に散布します。スプレーバーというのは、要するに噴射のための道具でアスファルトプラントのミキサにもついています。
ヒータプレーナ
heater planer
rgaleuse chaud
Heiplaniermachine
凹凸のできたアスファルト舗装の凸部を削る機械で、舗装面をバーナーで熱して、軟らかくなったところで、カッティングブレードで削るものです。そのあと表面処理をすることが多いようです。
よこどりき
横取機
side loader bord
Seitenkipper-Frontlader
コンクリート版を施工するときに、路盤の上に鉄筋を組んであったりすると、生コン車が縦列でコンクリートフィニッシャにコンクリートを供給できません。そういうときに隣接の路盤あるいは既設の版からコンクリートを受け取ってボックススプレッダなどに供給する機械です。
スクレーパ scraper
scraper
Schrapper
ボウル bowl
カッテイングエッジ
cutting edge
arte de taille,
arte vive, toursse vive

Schnittkante
エジェクタ ejector
モータスクレーパ
motor scraper,
self-propelled scraper

scraper automoteur,
scraper motoris

Motorschrfwagen,
Motorschrapper

キャリオールスクレーパ
carryall scraper,
tractor drawn scraper

scraper c&acirb;ble,
scraper commande par cble

Anhngeschrfwagen
大規模な土工事で、土を掻き取って運ぶのに、巨大なちり取りみたいなボウルという箱の先にカッテイングエッジという刃がついたやつを引っ張って、箱の中にため込んで運び、目的地についたらエジェクタで放出するという機械です。自走式になっているのはモータスクレーパ、トラクタで牽引するものはキャリオールスクレーパと言います。略してキャリ牽ということもあるらしいです。小規模であれば、ブルドーザ↓でも似たようなことができるわけですが、土が横に逃げない分、効率的でより遠くまで運べるわけです。
ブルドーザ
bulldozer
bulldozer
Planiergert
アングルドーザ
angledozer,
trail-builder

bulldozer lame orientable
Winkelplaniergert
土工板
bowl, mouldboard, blade
lame Schild, Schar
モータグレーダ
(グレーダー) grader
nivereuse automotrice
Motorgrader, Grader
ブルドーザの前面にある土を押すための板を土工板といいます(排土板とも言います。最近ではブレードという方が多い気がします。)が、ほんとはこれがブルドーザらしいです。一般に言うブルドーザは正式には土工板をもつ履帯式トラクタらしいです。土工板が斜めに取り付けられたのがアングルドーザです。グレーダーというのは、履帯でなくてタイヤで走る、土を押すというよりは均すためのもので、腹の下にブレードを持っていますが、これはもともと斜めに取り付けられています。グレーダーは除雪にも用いられます。ブルドーザの語源ですが、英語は牛を居眠りさせるという意味になり、これがあれば、牛は居眠りしていいということのようです。しかし、牛も安閑としては居れなかったはずで、Bulldozerのもう一つの意味は牛も一発で永遠に眠らせられるような大型拳銃です。
りたい
履帯
crawler link
cheille
Raupenschlepper, Raupe
湿地用ブルドーザ
swamp bulldozer
bulldozer pour marais
Marschplaniergert
湿地ショベル
swamp back hoe,
swamp back loader

excavatrice amphibie
Moor-oder Torfmoorlader
ブルドーザ↑のタイヤの代わりをする帯みたいなのの正式名です。一般にキャタピラといっているのはキャタピラ社が最初に開発したどこでも走れる無限軌道トラクタの商標でもありますが、履帯の代名詞にもなっています。caterpillerはもともと毛虫の意味で、ぞろぞろ這うイメージです。現場では下駄、こうした下駄を履いている機械を下駄ものということもあるようです。正式にはクローラ型つまり這う型だと思いますが。タイヤを履いている機械はタイヤものだそうです。履帯を動かしているのは軌道輪というやつで、自転車のチェーンを引っかけている歯車・スプロケットと同じです。後ろのがそうで、前にあるのは、ついて回るだけの誘導輪、もちろん他に役目はありますけど。転輪というのは、あたかも履帯の上を転がっているように見えるやつで、これが重量を支えています。上転輪というのは上側についている小さなローラみたいなやつです。履帯がただの鉄板(履板と言います)を並べたのでなくて、少し平ったい三角のとんがりを下のしたものがあります。これは湿地履板(りばん)と言って、湿地のようなぬかるみでも滑らずに走れるというもので、これを履いたブルドーザか湿地用ブルドーザ、略して湿地ブルです。普通のブル陸ブル(おかぶる)ということになります。ショベルが履いていると湿地ショベルです。ブルがぬかるみで動けなくなるとかめになったといいます。泥の中なら泥亀、岩場の中なら石亀だそうです。亀というのは車の場合にも大きな段差を乗り越えそこなった場合にもいいますね。
バケット bucket
auge, auget Schaufel
グラブバケット
grab bucket
benne preneuse
Greifel, Greifschaufel,
Exkavator

クラムシェル clam shell
benne preneuse
Greifbagger
要するにバケツなんですが、受け皿のような容器、水車の水をうけるところ、建設機械では掘削機械の土をすくい取る部分のことです。右の図はグラブバケットで、私はこれが貝の形に似ていてクラムシェルだと思っていたのですが、道路用語辞典(日本道路協会編)とか、土木用語辞典(日本土木学会監修)クラムシェルはこれを用いた掘削機のようです。多分、私の方も間違いではないと思いますが。グラブが付くとつかみ取る意味が加わります。ハンマグラブなど他にもあります。
バケット掘削機
bucket excavator,
ladder excavator

excavateur godets
Eimerkettentrockenbagger
バケットラダー
bucket ladder
linde Eimerleiter
バケット船
bucket dredger,
bucked ladder dredger

drague godets
Eimerbagger
バケットコンベア
bucket conveyer
transporteur godets,
noria godets

Becherweld
バケットエレベータ
bucket elevator
lvateur godets
Becherelevator
バケットラダーという、チェーンで縄ばしご状になったコンベアみたいなのに、バケット↑をいっぱいくっつけて、これで引っ掻くようにして泥、砂などの軟らかいものを掘削します。バケットを使うと、どろどろのものも流れ落ちずに持ち上げられるというわけです。バケット船というのは、これを積んだやつで浚渫に使われます。掘削というわけでなく、単にどろどろしたもの、勾配がきつくて、普通のコンベアではずり落ちる場合も、同じような仕組みのバケットコンベアを使います。これが垂直だとバケットエレベータということになります。
パワーショベル
power shovel
pelle mcanique, pelleteur
Hofflffelbagger,
Lffelhochbaggger

トラクタショベル
tractor shovel
tracto-pelle
Traktorschaufel, Schaufellader
ショベルローダ
wheeled tractor shovel
tracto-pelle
Schaufellader
バックホウ backhoe
pelle hydraulique sur chenilles
Hecktieflffel, Tieflffel
ショベル系掘削機
shovel type excavator
pelle
Schaufelbagger
フロントショベル
front shovel
フロントエンドローダ
front end loader
benne chargement
  frontal

Frontlader
ロッカーショベル
rocker shovel
rtrochargeur
berkopflader,
Wurfscaufellader
バケットブームの先についていて、それで掘削して積み込む機械です。前に押し出すように掘るのがフロントショベル手前に引き寄せるように掘るのがバックホウです。仲間にクローラ型トラクタショベルとタイヤで走るショベルローダがあります。押し出す形式のものは時にブルドーザみたいに押したり、均したりができ、もちろん積み込みもできます。バックホウは制御がしやすいようで、溝掘りなどで大活躍します。ユンボーは三菱重工のバックホウの商品名だと思いますが、今ではどこの製品でもユンボーと呼ばれるようです。ちなみにミニバックホウのことをチョンボと呼ぶ地方(中国・四国)があるそうです。全国に広がりそうです。ユンボーの命名はもともとフランスのようです。つづりはJumboで英語流ではジャンボです。つまり世界的に人気のあった象のジャンボが長い鼻を使って引き寄せる姿になぞらえたのでしょう。このほか、グラブバケットとかクラムシェルなども含めて、ショベル系掘削機と言います。掘削したものは積み込んだりするわけですが、前で積み込む形式のトラクタショベルはフロントエンドローダという積み込み形式です。
バケットは目的によって付け替えるようになっているようです。スケルトンバケット、単にスケルトンと呼ぶことが多いようですが、これはバケットの底が網目になっていて抜け落ちるようになっています。アームの方に振動させる装置をつけて、揺すり落とすようになっています。何でそんなことになっているかというと、一つは土砂の中の岩石などだけをふるい分けて掬うとか、もう一つ、攪拌機をつけて、土の安定処理でセメントと土を混合して撒き出すこともできます。バケットの機能はなくて、ただかき混ぜるだけのツインヘッドなどというのもあります。トンネル工事ではロッカーショベルという、ずりの山に突進して、バケットにズリを入れて、自分の頭越しに後ろにダンプするものも活躍します。ドイツ語のberkopfladerは頭越し積み込み機と読めます。
リッパ
ripper
dfonceuse
Aufreier
油圧リッパ
hydraulic ripper
dfonceuse hydraulique
hydraulischer
 Aufreier

リッパビリティ
ripperability
Reibarkeit,
Reifhigkeit

リッパ工法
軟岩とか固い土をトラクタの後ろに取り付けた油圧で押しつける、つめ(シャンク:
shank)で引っ掻く装置が油圧リッパで、リッパは、つめを取り付けた引っ掻く装置のことですが、ほとんど油圧リッパと同じ意味です。岩石がリッパで破砕しやすいかどうか、その程度をリッパビリティと呼びます。その岩石などを通る弾性波速度↓で判断するようです。
だんせいはそくど
弾性波速度
seismic velocity
vlocit seismique
seismische
 Geschwindigkeit
P波
primary wave
S波
secondary wave
onde secondaire
Sekudrwelle
弾性波探査
地震探査
seismic survey
prospection seismique
seismische Vermessung
地震が伝わる速度も弾性波速度で、進行方向に振動する縦波(P波)と横方向に振動する横波(S波)とがあって、縦振動の方が速いのは、よく経験することです。発破などを使って人工地震を起こして地中の弾性波速度を測定して地質構造を調べるのが弾性波探査です。地震探査とも呼ぶようです。
リペーバ repaver
ロードヒータ road heater
リペーブ方式 repaving
リミキサ remixer
リミックス方式 remix
ロードヒータで加熱したアスファルト舗装面をかきほぐした上に新規のアスファルト混合物で同時に舗装できる機能をもったアスファルトフィニッシャです。この機械を使う工法をリペーブ方式と言います。かきほぐした旧舗装のアスファルト混合物と新規のアスファルト混合物を混合して舗装する機能を持つのがリミキサです。この機械を使う工法をリミックス方式と言います。ロードヒータは、舗装表面を灯油あるいは可燃ガスを燃焼させて加熱する機械です。こうした、その場にあるすでにある舗装を再生する工法を路上表層再生工法といいます。
アスファルトジョイントヒータ
heater for joint of
 asphalt pavement

chauffage de join de
 revtement en asphalte

Asphalterhitzer f
 Anschlurnder

コールドジョイント
cold joint
joint froid
ungewollte Arbeitsfuge
ホットジョイント
hot joint
joint chaud
Heienbaufuge
フィニッシャ
asphalt finisher, paver
finisseuse
 produits noirs

Schwarzdeckenfertiger
アスファルト舗装を継ぎ足していくときにコールドジョイントが少しでも弱点にならないように、既設の舗装の端の部分を熱して、ホットジョイントにできるだけ近づけて、接着をよくするための赤外線ヒータなどのヒータで、フィニッシャに装備されています。
ジョイントシーラ
joint sealer
appareil de calfeutrage
Fugenvergumaterial
コンクリート舗装の目地やひび割れに加熱用の注入目地材を、釜で融解してノズルで圧入する機械です。日本語で言うとアスファルト目地注入機です。
ガッターブラシ路面清掃車(スウィーパーの方が通りがいいでしょうか?)の脇で水平にクルクル回っているブラシです。ガッターも清掃できるというわけですが、要するにゴミをかき集める役目です。かき集めたゴミは縦に回転するローラーブラシと真空吸引で収納します。側溝の中までとなると、側溝清掃車の出番です。要するにバキュームカーみたいなやつです。