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アスファルト舗装とコンクリート舗装

どちらが強いの?
 これは見た感じ、触った感じと同じで、コンクリートの方か強いでしょう。実際のところ、アスファルト舗装は通常、10年の設計寿命を考えて設計しますが、コンクリートの場合は、20年で設計します。それで、うまくいけば50年くらいもつこともあります。

どちらが乗り心地がいいの?
 これも見た感じ、触った感じから明らかです。アスファルトの方が断然、上です。コンクリートの場合はただ硬いだけでなくて、それだけに温度による伸び、縮みを吸収するように間を空ける目地を設ける必要があり、これがゴットンゴットンと響きます。目地が無ければ、コンクリートに力がかかって、ひどい場合は割れて跳ね上がってしまうでしょう。

コンクリート舗装の上に薄いアスファルト舗装をしたらいいんじゃないの?
 いいアイディアです。実際、結果的にそうなったところはたくさんあります。コンクリート舗装がほぼ健全なのだけど、乗り心地がひどくて、やむなく修繕するときに、上にアスファルト舗装をすることが多いのです。コンクリート舗装そのものを修繕するのは、やったとしても極めて見た目が悪く、恐ろしく手間がかかって高いものにつくのは間違いありませんから。さもなければ全面的にはがしてやり直すわけです。これにはお金もさることながら、時間がずいぶんかかります。アスファルト舗装のように準備さえ整えば、1時間で車が通れるというわけにはいきません。コンクリート舗装の場合は、最低でも何日かは車は通れません。話、かわりますが、第二東名高速道路は、コンクリート舗装の上にアスファルト舗装をしたような構造になると聞いています。多分そうなるのでしょう。はじめからコンクリート舗装のいいところと、アスファルト舗装のいいところを合体させるというわけです。また話がそれますが、私は第二東名は人が運転する道路にすべきでないというのが昔からの意見です。人の流れはさておき、運転手になる年齢層の人がいなくなって、物流を外国人に頼らなければならない時代が見えています。

どちらが維持しやすいの?
 そうです。ここで決定的な差が出ます。どんないい施工をしても何らかの条件で、補修をする必要が出てきます。都市内や住宅地みたいなところだと、実際のところはそうした自然の傷みは関係なくて、ガス、水道などを引くために、しょっちゅう掘り返しが行われます。掘り返しでずたずたになったコンクリート舗装くらい始末の悪いものはありません。だいたい、掘り返すのも大変で、あとは必ず、欠陥になってすぐ壊れます。コンクリート舗装の設計の前提がくずれてしまうのですから仕方がありません。アスファルト舗装の方は、液体だか、固体だか、わけの分からない材料を使っているだけあって、融通むげのところがあって、何となく、周りとなじんで、そうひどいことにはなりません。

 総合すると、長期にわたって、つまりコンクリート舗装の設計寿命の数倍にわたって掘り返しの心配がなければコンクリート舗装が経済的でしょう。できれば、その上にアスファルト舗装を、というのが理想です。施工中の交通のこと、周辺への迷惑のことを考えると新しく作る場合は、ということになりそうですが。

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