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ぢぐ(治具)

 舗装、土木だけで使われる言葉ではありませんが、語源は英語の jig(錐(キリ)などを穴空け位置に正確に案内する工作道具)のようです。広く、位置合わせに使う道具に対して用いられる言葉です。多分、当て字なんでしょうが、英語由来の言葉もいつの間にか国籍不明になってしまうこともあるようです。この場合は当て字がよく出来ていて、位置関係を治める道具という感じで日本古来の言葉のように見えます。似た例として shut downに対する遮断という言葉があります。偶然の一致なのか?先人の名訳の結果なのか?ネットでは後者の意見が見られます。特定の形は無くて、ちょいとかいものをする程度のものから、専門の治具製作メーカーを要するものまであります。かいものという言葉ですが、「かう(支う)」という言葉からきているようです。閂(かんぬき)をかうといった具合ですが、正しい位置を保つために突っ張りをいれるわけで、閂の字はそれを表しているようです。ネットで二枚の板の間を正しく保つためにいれる「餌物」というのを見かけましたが、ぴんと来ません。と言って、支物では余計に分かりにくくなりますが。