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AASHTOAmerican Association of State Highway and Transportation Officials:アメリカ全州道路運輸行政官協会:アメリカの州および連邦政府により、道路に関する研究および技術基準の作成を目的としたAASHOが1914年に設立されましたが、1973年に交通も取り扱うこととなり、AASHTOになったものです。1950年代にAASHOが行った大規模な舗装の試験はAASHO道路試験としてよく知られており、日本の舗装の設計もこれまで、その結果を参考にしてきました。また、AASHTOの試験法が我が国の舗装試験法の土台になっています。土質関係でもAASHTO土質分類、計画の関係ではAASHOの便益比などがあり、日本の土木工学に大きな影響を与えています。このAASHTO、アアシュトーと読むのが正しいのですが、なぜかほとんどの人がアーショットと呼びます。AMRLというのは、AASHTO Materials Reference Laboratory、つまりAASHTO材料標準試験室です。
IRFInternational Road Federation:国際道路連盟:アメリカで1948年に結成された道路および道路交通の発展に寄与するための民間団体。日本道路協会の世界版と考えていいでしょう。4年毎に世界会議を開催しています。ちょっと似たものにPIARC:(Permanent International Association of Road Congressだったのですが、今はWorld Road Associationという分かりやすい名前になっていますがPIARCはロゴとして生きています。)があります。こちらは各国政府が関与しており、国連協力機関にもなっています。こちらも4年毎に世界道路会議を開催しますが、出される論文は個人ではなく、定められた課題に対する各国のナショナルレポートという形で出され、結論がまとめられます。REAAA (The Road Engineering Association of Asia and Australasia):アジア・オーストラリア道路会議というのもあって、2000年に日本で国際会議がありました。アールイートリプルエーと呼んでいます。
JH Japan Highway Corporation すなわち、日本道路公団の略称です。JRにならったものです。関係業界では定着してきていますが、マスコミではなかなか使ってくれないようです。
ETC二つの意味があります。Electronic Toll Collection system:自動料金徴収システム。料金所で走行しながらICカードで通過を確認し、後日、銀行決済するシステムです。道路公団で実験を始めています。いや、もう実用化しました。導入に際しては混乱が予想されて実現は困難と見られていましたが、切り抜けたようです。あとは乗り遅れを嫌う日本の文化が普及の後押しをするでしょう。作者も07年3月、ついにETC装備の車になりました。ETCのもう一つの意味は、End of Transition Curve:つまり道路で直線部から円弧部に移るときに間に入れる渦巻きの一部のような緩和曲線の終点です。この反対がBTCで、これは Biggining of Transition Curve:つまり緩和曲線の終点です。円弧の始終点のBC、ECに対応しています。
ITSIntelligent Transportation System:高度道路交通システム:訳語はいろいろありますが、国土交通省関係の訳語は高度道路交通システムです。最先端の情報通信技術を使って、人と道路と車が一体となった安全で快適な交通システム、ということです。AHS↓、ETC↑もその部分システムです。
AHSAdvanced Cruise-Assist Highway Systems:訳語は走行支援道路システムということで、別名はスマートクルーズシステム、また、スマートウェイという呼び名もあるようです。ITS↑がらみの名称は流動的で、この先、どう変わっていくかわかりません。道路と車との間で双方向の通信を行うことにより、道路交通環境を車に知らせ、前方の危険警告、衝突の回避、車線からの逸脱防止などの安全走行を支援する機能や道路利用の効率性を高める機能を車に持たせます。最終的には、自動運転できるシステムの開発を目指しているそうです。その道路側のシステムがAHSで、自動車側もそれに対応する必要があり、それがAVS Advanced Safety Vehicle: 先進安全自動車だそうです。
AADT
Annual Average Daily Traffic
débit journalier moyen
täglicher Verkehrs-stärke
年平均日交通量のことです。ADT:Average Daily Trafficという言葉もあり、これは年間に限定せず、平均交通量を言います。
おおがたしゃ
大型車
commercial vehicles,
heavy vehicles

grande voiture
Großes Fahrzeug
車輌総重量
gross weight of
 the vehicle

poids total de véhicule
Fahrzeuggesamgewicht
道路関係では特に設計とのからみで車輌番号で、1,2,8,9 それに0の車を大型車としています。大型車交通量というと、この大型車が1日1方向に通る台数です。舗装構造の決定の際に用いていましたが、今は舗装計画交通量と呼んでいます。大型自動車というと、道路交通法による分類で、車輌総重量(車輌重量+最大積載量+55kg x定員)が8トン以上か、最大積載量が5t以上か、定員が11人以上あるものです。このへん英語の方はいい加減です。道路運送車輌法では小型自動車というのを、長さ4.7m以下、幅1.7m以下、排気量2000cc以下とかもこまかく決めていて、これが車輌番号5になっています。目的によっていろいろと分類方法があるわけです。
RI
Roughness Index
路面の平たん性
roughness
rugosité
Rauhigkeit
ラフネス・インデックス:路面の平たん性、、つまり粗さを表す指標の一つです。車両に測定輪をつけると、路面の凸凹で測定輪が上がり下がりしますが、そのどちらかの合計を加算して、距離で割ったもので、1 km あたり何cmという表し方をします。日本ではあまり使いません。最近ではIRIというのもよく使われます。International Roughness Indexのことで、国際的に定められた計測法によるRIを指しています。平たん性を表す指標として、このほかにプロフィルインデックス↓、というのがあります。TCR:Total Cumultive Roughnessという言葉もありますが、これはRIと同じようなもののようです。TCRの名前で商品名だと思いますが、土の中のクロムの量を測定するTCR-608とかの測定器があります。6価クロムを測定するCR-608とかもあります。TCRの方はトータルも測定するようです。tcrにはもう一つ、限界引張強さ critical tensile strengthというのもあります。これは引張力をかけておくと、じわじわと伸びたり、ひび割れが出たりする材料がありますが、そういうものについて、伸びなら何年かの間の伸びの限界を決めて、それ以内になる限界の引張力を言うようです。
PrI
プロフィルインデックス
Profile Index
indice de profil
Profilindex
平たん性
surface smoothness
uni
Ebenheit
プロフィルメータ
profilemeter
profilomètre
Profilzeichner
プロフィルインデックス、正しくはプロファイルインデックスかも知れません。路面の平たん性、つまり凸凹の度合いを表す指標です。プロフィルメータで計ります。これも正しくはプロフィロメータです。これは長さ3 mまたは8 mの梁の両端に車輪をつけて、路面の上を引っ張れるようにしたもので、梁の中央に、今だとレーザで路面との距離を計って凹凸を記録します。記録した路面の波形の中央に3 mm幅の帯を設け、帯の外にはみ出す波の高さを合計して、距離で割ったものが、PrI (cm/km)です。この計算は今だと記録をパソコンで処理できます。普通は3 mのものを使いますが、高速道路のように、ゆるやかな凹凸も乗り心地に影響する道路では8 mのものを使います。3メートルプロフィル、8メートルプロフィルなどと区別します。ところで、この用語辞典では平坦↓という字句を使っていましたが、平たんというのが正式のようです。全部、書き換えました。ラフネスインデックス↑もプロフィルインデックスも縦断方向の話ですが、わだち掘れを問題にするときには、仕組みはかなり似ている横断プロフィルメータを使います。縦断プロフィル longitudinal profile、横断プロフィル transverse profileなどと言います。同じ路面の凹凸でももっと小さな凹凸はテクスチャということになります。
むだぐち
平坦性
用語に使用する漢字については、ときに戸惑わされます。平坦の坦については確かに常用漢字にはないようで、国土交通省の公的な文書などでは平たんと書かざるを得ないでしょう。一般には平坦の方がわかりやすいような気がしますが。常用漢字とかの問題ではなくて、表現が違うものにひび割れがあります。雑誌「舗装」には一貫してひびわれが使われ、土木学会関係の図書ではひび割れが使われています。私はわかればいいので、どちらが良いとか悪いとかは思いませんが、気になる人は気になるようで、時に「土木学会ではひび割れですよ」、と注意される方があります。ひびわれも日本古来の言葉なので、漢字を使わないというのも一つの見識ですが、ひらがなばかりがつづくとどこがくぎりかわかりにくくなるのも確かで、その点ではひび割れの方が良さそうです。同様な問題が考えられるのはわだち掘れで、これもひびわれという感覚からすればわだちぼれということになるような気がしますが、この表現にはお目にかかったことがありません。
VICS建設省、郵政省、警察庁(いまは国土交通省、総務省、警察庁)が共同して開発、設置している道路交通情報提供のためのシステムです。カーナビなどのVICS対応車載機を積んだ車にはリアルタイムの情報がFM多重放送とか道路脇にあるビーコン beaconから送られてきて、渋滞状況などが分かるようになっています。また、カーナビ(正しくはカーナビゲーションシステム:car navigation system ですね)に現在の正確な位置を教えたりします。ビーコンには電波ビーコン光ビーコンがあってそれぞれ使い分けているようです。おおまかに言うと、まずFM多重放送では都道府県単位くらいの広い範囲の情報、電波ビーコンは前方10 - 30 km程度の情報、光ビーコンは主に高速道路に設置され、前方200 km くらいまでの情報を提供しているようです。ちなみにビーコンというのは灯台のことですよね。
こうろさ
行路差

遮音壁
noise barrier
barrière contre le bruit
Lärmschutzwand

音が発生点から受音点までの直線距離と、間に壁などがあって、壁のてっぺんを通って受音点に行く、三角形の二辺の距離との差のことです。この距離が長いと、音の減衰効果があります。回折によって回り込む音ですから、単に距離の差による効果というわけではありません。遮音壁は音の透過を妨げる透過損失と、この行路差の原理を利用しています。当然、壁が高いほど、行路差も大きくなり、効果も大きくなるという、当たり前の結果になります。透過損失と言っても、コンクリート壁みたいに音を反射するもので、反対側に騒音を気にする人が居る心配のないところでしか使えない反射性遮音壁と、穴あきの金属板にグラスウールみたいなのを挟んだ吸音性遮音壁があります。回折の効果を上げるために改良した先端改良型遮音壁というのもあります。一つは壁の一番上に吸音性の物体を取り付けて、回折するときに吸音するというのが吸音体付き遮音壁分岐型遮音壁というのもあって、壁の上部がY型になって、そのYの先っぽがまたY型になってトナカイの角みたいになったものです。これは回折するときにY型の中に入り込んだ音が反射して、それがうまいこと干渉して音が減衰するというものです。最近出てきたのが、ASE遮音壁、アクティブ・ソフト・エッジの略らしいですが、先端にANC装置、アクティブ・ノイズ・コントロールとかいうのが組み込まれていて、マイクロフォンで音を検知して、ちょうど、その音の波と反対向きの波、つまり逆位相の音を今度はスピーカーから出してやるというものです。間違って同位相の音を出すと騒音が二倍になることになります。
ふきながし
吹き流し
streamer
道路脇に吹き流しが立っているのを見ることがあります。そういうところは、時として強い横風の吹く恐れのあるところです。心構えがないと怖いものです。
クッションドラム
cushion drum
高速道路の分流部とか、橋脚の手前に黄色いドラムが並んでいるのをみることがあります。あの中には水が入っていて、車がぶつかると、水が吹き上げるはずです。衝突を緩和するのが役目で、このおかげで、一命を助かった人もいるでしょう。
アイランド
交通島
traffic island
îlot directionnel, îlot séparateur
Verkehrsinsel
安全島
pedestrian island, refuge
îlot de refuge
Verkehrsinsel
導流島
channelizing island,
directional island

îlot de canalisation,
îlot directionnel

Leitinsel, Kanalisierungsinsel
トールアイランド
toll island
道路の世界での島です。日本語の正式名は交通島で、歩行者の安全のためのは安全島、車を導くためのは導流島です。普通は縁石で囲んで盛り上げてありますが、路面標示だけのものも仲間に入ります。最近、トールアイランドという言葉が使われているようです。トールは料金所で、そのための島がそうです。導流島の仲間でしょう。
ハンプ
hump
bosse de triage, bosse,
butte, dos d'âne

Ablaufberg
クランク
crank
シケイン
chicane
スラローム
slalom
ボンエルフ
woonerf(オランダ語)
ランブルストリップ
rumble strip
元の意味はラクダのこぶです。鉄道の貨物車輌を仕分けするために急坂を作って、そこから車輌を突き放して重力で走行させるシステムがありましたが、それをハンプといっていました。道路でハンプという言葉が使われはじめたのは、かれこれ20年くらい前からで、歩行者の多い道路で道路に車が速度を出せないように凸部を設けたりしたものをハンプといっていましたが、かならずしもこぶ状でなくても、速度を落とす手段となるものをハンプということもあるようです。道路を曲がりくねらせて速度を落とさせる方法もあり、こちらはシケイン、角々と折れ曲がったのはクランクと言います。シケインの元の意味は合法的な詭弁、運転者をごまかすということのようです。スラロームという言い方もあります。これはスキーの回転競技の曲がりくねりで、これはそこを速く通り抜けるのがいいわけで、目的からすると適切ではないかも知れません。速度を落とさせる方法としては、アメリカで路面にギザギザの溝をつける、rumble stripというのがあるようですが、グルービングとの違いはよくわかりません。そんなこんな手段で歩行者と自動車が共存できる歩車融合型の道路のことをボンエルフなどといいます。これはオランダ語で woonerf woonが「住む」、erfが「庭」で「生活の庭」といった意味になります。日本でも注意喚起用に溝を間隔を少し変えてつけて、上を走ると、ド、ド、ソといった具合に音の高さを変えるのを見掛けますが、何というのか、まだ調べていません。とりあえず、ランブルストリップとしておきましょう。アメリカではコンクリート舗装でもやっていて、センターラインでは溝のために水が浸入するのをどう防ぐか、といったことが最近の議論で見掛けました。最近、ピタリングという言葉が聞かれます。円形を組み合わせたとか、デザインした模様を離型紙をはがして道路にピタンと貼り付けて、振動で運転者の注意を促そうというものです。これの協会みたいなのもあるようです。日本での造語のようです。英語にすると pitteringあたりですが、これはコオロギの鳴き声みたいなものです。音が出ると言う意味では連想できる命名でしょう。うまくすれば世界共通語になるかも知れません。
ブリンカーライト
blinker light
要するに点滅灯ですが、JHでは分流するところの真ん中でピカピカしているのをこう呼ぶようです。
アプローチ
approach
取付け道路
access road
voie d'accès
Zubraingerstraße
取付け勾配
approach grade
rampe d'accè
何によらず、何かに近づくための通路とか場所のことです。道路では言えば、橋、交差点へのアプローチ、高速道路などへの取付け道路、こちらの方はaccess roadという英語がありますが、アプローチと言っても間違いではありません。approachにこだわると、こうした取り付け道路はたいていは坂道になります。そのときの勾配を取付け勾配と言います。建築関係でいえば、道路から建物入り口までの通路がそうです。
よんしこうさ
四枝交差
four-leg intersection
carrefour a quarte niveaux
vierarmiger Knotenpunct
交差点
intersection, junction (英)
carrefour
Knotenpunct, Kreuzung
交差点の枝
intersection leg
branche d'intersection
Kreuzungsarm
三枝交差
three leg intersection,
three-way intersection

intersection à trois branches
dreiarmige Kreuzung
多枝交差
multi leg intersection
multiple intersection
compound intersecion
intersection multiple
mehrarmiger Knotenpunkt
食い違い交差
staggered junction (英),
offset intersection (米)

intersection en baïonette
versetzte Kreuzung
ドグレグ
dog-leg
ごく普通の交差点です。十字交差ともいいますけど。交差点の英語はほかにcross, crossing, carfaxなどがあります。住宅近辺の小さいのはcross(ing)のようです。伝統を重んじるイギリスでは昔、crossだったものは大きくなっても呼び名はcrossのようですが。交差点に接続する道路を交差点の枝と言っていますが、英語では leg、足です。
交差点の足という言い方をする人は学があるということです。ドイツでは腕のようですね。
枝が三つなら当然、三枝交差、5つ以上になると、まとめて多枝交差です。もちろん、五叉路、六叉路と数で言ってもいいわけですけど。たまに道路が食い違っているのがありますが、食い違い交差です。方向だけが食い違っているのはドグレグ、犬のある姿を思わせます。日本語では折れ足交差らしいです。折れ枝ではないようです。
りょうきんじょ
料金所
インターチェンジの入り口にあるものと本線にあるもととがありますね。本線にあるものは本線料金所ですが、JHではトールバリヤーと呼ぶようです。普通の料金所はトールゲートらしいです。英語はtoll barrier, toll gateですが、普通の辞書にはないようです。
インターチェンジ
interchange
échangeur
Anschlußstelle
道路と道路を立体交差で相互に連絡する交差点です。いろんなタイプがありますが、一般的なのは三枝交差ではトランペット型 trumpet interchange、Y字型 Y-grade separationのものはドライバーにはわかりやすいのですが、立体交差が3箇所に分かれることと、有料道路では料金を取る場所をとるのに都合が悪く、同種の有料道路の交差でしか使われません。3カ所の立体交差を無理やり真ん中1カ所に集めると三層交差 three-layer crossingになります。
四枝交差ではクローバー型 clover leaf interchangeが代表的です。車の交差が全くないのは完全立体交差型で、一部に平面交差ががあると不完全立体交差型で、ダイヤモンド型 diamond interchangeは代表的なものです。一般道路の立体交差でよく見られる両側に側道がつく交差点はダイヤモンド型のひしゃげたものでしょう。その他、その場所の地形に応じて、いろいろな形のインターチェンジ型式があります。料金所を作るという制約のために構造が複雑になることも、まま、あるようです。各道路を連結するための道路はランプ rampと呼ばれます。ランプは坂道という意味で、たいていのランプは実際、坂道になっていますが、坂道でなくてもランプです。日本語で言うと連結路です。
ジャンクション高速道路どうしのインターチェンジ↑を区別してこう言っています。 英語はjunctionですが、実はこれはイギリスで普通の交差点の意味で、日本では便宜的にこの言葉を借りて別の意味に用いているわけです。
アクセス機能
access function
Zuganglichfähigkeit
アクセスコントロール
(出入制限)
access control
réglementation des accès
Zufahrtsbeschränkung
出入制限道路<
道路から沿道の施設へ出入りしやすさを表す言葉です。住宅地域では、この機能が大事です。幹線道路では車の走行しやすさ、つまりトラフィック機能が大事で、このため、高速道路などでは、アクセスコントロール、つまり出入制限を行って、どこからでもは出入できないようにします。アクセスの意味は広く使われますが、要するに、取っつきやすさのことで、道路関連で使うときは、交通の便とか、連絡とかのことを言います。
ふみきり
踏切
crossing
croisement de voie ferrée
Bahnübergang
踏切道
railroad crossing
passage à niveau
Wegübergang
踏切保安設備
safety appliance of
 railroad crossing

踏切警標
warnig post
signal 'alarme de
 passage à niveau

Überwegsignal
踏切警報機
highway crossing signal
apprareil d'avertissement
 passage à niveau

Warnungsvorrichtung
  für Bahnübergang

踏切しゃ断機
crossing gate, barrier
barrière
Schrankenbaum
踏切も踏切道も同じようなものですが、踏切道の方が、より専門用語のようです。踏切道には踏切保安設備が必要で、最低限、踏切があることを通行者に示す踏切警標が必要です。そのほか、必要に応じて踏切警報機、踏切しゃ断機が設置されます。
ぼうごさく
防護柵
safety fence, guard fence
glissière de sécurité
barrière de sücurité

Schutzplanke, Leitplanke
歩道用防護柵
pedestrian guradfence
Absperrgeländr,
}Absperrung für Fußgänger

ガードケーブル
cable type safety fence
glissière à cables
Drahtseil
ボックスビーム box beam
glissière en boite
kastenbalkenträger
剛性防護柵 rigid barrier
glissière rigide
Abweisende Schutzenrichtung
壁高欄
concrete barrier curb
Randsteinbeton
ブロックアウト型
block-out, off-set
décalage de
 glissières

Distanz
運転を誤った自動車が飛び出すのを防いだり、運転の目安になったり、歩行者が勝手なところで横断しないようにといった目的(歩道用防護柵)のもので、よく見るのは波形の鉄板のビームを使ったガードレール guard railですが、高速道路ではワイヤケーブルを両側からピンと張ったガードケーブル guard cable 、少し頑丈な箱形の形鋼を使ったボックスビームなどがあります。これらは金属製で車がぶつかると変形して衝突を和らげますが、さらに頑丈で車の飛び出しを絶対に防ごうというコンクリートの剛性防護柵があります。都市高速道路のような高架橋などで、衝突しても車が落下しないように普通より頑丈な壁高欄を設けますが、これもそうです。
ブロックアウト型の防護柵は支柱に腕木をつけてガードレールを支柱から張り出させたもので、車が支柱に直接ぶつかるのを防ぎ、車に押し倒されても腕木が突っ張って高さがそれほど低くならないところから対向車線への飛び出しが怖い中央分離帯に設置されます。
バリアフリー
barrier free

ユニバーサルデザイン
universal design

バリア、つまり障害物がないということ、障害になるような歩道の縁石など段差を部分的に無くして車椅子の道路横断をしやすくしたりすることです。実はこれは自転車にとっても具合がよく、健康人も年を取れば有り難くなる、誰にとっても利用しやすいということで、そういうデザインをユニバーサルデザインというようです。バリアフリーの言い換え語として障壁なしのほか、段差なし、無障壁が提案されています。どうして無段差がないのか、と思いますけど。
アーケード
arcade
arcades
Arkade
建物などで覆われた歩道のことです。日本語でいうと、歩廊、雪国の場合だと雪よけも仲間でしょう。
AASHO便益比
benefit ratio
 proposed by AASHO

taux de bénéfice
 par l'AASHO

Nützverhältnis
 von AASHO
これから改良しようとする道路の効率性を評価する値で、改良した場合に得られる利用者の時間とか経済費用の便益を改良した場合にかかる費用と改良しない場合の費用との差でわったもので、これが大きければ良い計画と見るわけです。こういう評価のしかたもあるということで、それが正しいというわけでもありません。
IA法
incremental assignment
recherche opérationnelle
 de l'intinéraire optimal

sukzessive Verkehrsumlegung
よく使われる道路網の交通量予測の方法で、各地点間で発生するOD交通量OD調査↓などで分かっていて、それがどの道路を経由するかを予測するものです。最短経路を通るように配分するのが基本ですが、一発でやってしまうと、交通容量を越えるところが出てきたりするので、少しづつ分割して配分して、交通量が多くなると速度が落ちるという仕組みで最短経路を計算し直して配分する方法です。
トリップ長
trip length
la longueur du délacement
OD調査
OD survey,
Origin-Destination
 survey

enqéte de circulation
Quellen-Ziel Untersuchungパーソントリップ調査
PT調査
person trip survey
enqéte sur le deplacement
  des passagers

Personenfhruntersuchung
自動車にしろ、人にしろ、出発地から、到着地まで移動した距離のことです。経験した人も多いと思いますがOD調査とか、パーソントリップ調査いうのがあって、その調査の結果からわかるものです。OD調査は自動車だけを対象にするのに対してパーソントリップ調査(PT調査)では人と、その交通手段も含めた調査です。
しんごうせいぎょ
信号制御
signal control
contrôle par
 signaux lumineux

Ampelregelung
交通規制
traffic control,
traffic regulation

réglementation de circulation
Verkehrskontrolle
交通制御
traffic control
réglementation de circulation
Verkehrsregelung
交通管制システム
traffic control system
système de circulation
Einrichtung für Verkehrsleitung
交通運用
traffic operation
fonctionnment de circulation
Verkehrsverwendung
交通規則
traffic regulations
交通信号
traffic signal
signal lumineux
Ampel, Verkehrsampel
似通った言葉を集めてみました。信号制御とか交通規制を手段として交通制御を行い、さらに情報提供も加えて交通管制をする、それが交通管制システムで、交通運用というと、何でもありで、東京都の石原知事のように、条例でディーゼル車の排ガス規制をしたり、混雑税的な税制なども含めて、交通を何とかする、という意味になるようです。英仏独語は、日本道路協会の道路用語辞典を参考にしたのですが、少し、こんがらがっているようにも思えます。交通規制、交通制御、交通管制がすべて traffic controlになっていますが、あちらでは、それほど区別はしていない、ということなのでしょうか。仏独語との並びから言うと、交通規制は traffic regulationとしたいところですが、この言葉は交通規則を指すようです。まあ、交通規則をもとに制御するのが交通規制です。交通規則とはっきり言うときは、traffic regulation orderとか、少なくともtraffic regulationsと複数形になっていますから、単数は交通規制でいいかも知れません。コロンビア大辞典の記述を見ると、交通規制で良さそうです。交通管制あたりは traffic managementとしてもいいような気がします。ネットで調べると、そういう用例もあります。信号制御のドイツ語は Signalsteuerungもあります。Ampelの方はぶらさがった灯具を指しているようです。
しゅどうろ
主道路 major road
route à grand circulation
Hauptverkehrsstraße,
Straße mit starkem Verkehr

従道路 minor road
route secondaire
Nebenstraße
二つの道路が交差するとき、格上の道路が主道路です。設計速度の高い方、幅の広い方、幅も同じなら交通量の多い方です。それによって一旦停止などの交通規制、信号制御の仕方が違ってきます。
最高速度 highest speed,
maximum speed, top speed

vitesse maximum, vitesse de pointe
Höchstgeschwindigkeit
地点速度 spot speed
vitesse instantanée
Augenblicksgeschwindigkeit
平均速度
average speed
vitesse moyenne
Durchschnittsgeschwindigkeit,
mittlere Geschwindigkeit

時間平均速度
time mean speed
vitesse moyenne de temps
durchschnittliche Zeitgeschwindigkeit
空間平均速度
space mean speed
旅行速度
travel speed, journey speed
vitesse de parcours
Reisegeschwindigkeit
巡行速度
cruising speed
vitesse de vide
freigewählte Geschwindichkeit
最高速度は、速度規制上の意味、車の性能上の意味、ある地点を通った車のうちのという意味があります。英語がどう対応するか、ちょっとわかりませんが、top speedは車の性能上の話でしょう。地点速度というのは、ある地点を通過するときの瞬間的な速度のことです。平均速度は普通はある時間内に通った車の速度の平均、つまり時間平均速度ですが、空間平均速度といって、ある区間内にいた車の速度の平均もあります。旅行速度は、ある区間を旅行したときの停止時間も含めての平均速度です。巡行速度の方は停止時間を含めず、走っている間の平均速度です。
交通密度
traffic dencity,
traffic concentration(英)

densitéde trafic
Verkehrsdichte
車がどのくらい、びっしり詰まっているかを、1車線、1 kmあたりに何台、存在するかで表します。交通密度と空間平均速度↑とを掛けると時間あたりの交通量になります。1 kmあたり30台いて、これが60kmで走っているとすると、60 kmの区間にいる車が1時間の間に通る訳ですから、1800台ということになるわけです。
進入速度
speed of entry
vitesse d'insertion
Einfahrgeschwindigkeit
進出速度

speed of exit
vitesse de déboitement
Ausfahrgeschwindigkeit
一番、素直な解釈は高速道路にランプから進入したり、ランプー進出したりするときの速度ですが、交差点で別の道路に入出する、あるいは曲線部に出入りするときの速度とか、何らかの意味で違う道路の部分に出入りするときの速度を言うようです。
交通量
traffic volume
volume de circulation, trafic
Verkehrsstärke
Verkehrsmenge(スイス.オーストリア)

交通流率
flow rate, rate of flow
Fliessverhältnis
時間交通量
hourly traffic volume
trafic horaire
stündliche Verkehrsstärke
ピーク交通量
peak traffic flow
trafic de pointe
Spitzenverkehr
ピーク時
peak hour
heure pointe
Spitzenstunde, Spitzentermin
ピーク率
peak ratio
facteu de pointe
Spitzengradピーク時係数
peak hour factor
Spitzenstundenfaktor
交通量は普通、時間単位で言います。もっと短い5分とかに流れる交通量が1時間、継続したとしたときの交通量を○分間交通流率というように言います。ピーク率は一日の交通量の中でピーク時間交通量の占める率を言います。ピーク時係数というと、ピーク時の交通量の中でも最大の交通流率とピーク時交通量との比です。
モーダルスプリット
modal split
choix modal
モーダルシフト
modal sift
dustribution of
 transport usages

répartition modale
交通機関別分担
distribution of
 transport usages

répartition modale
Verteilung der
 Transportmittel
交通機関別分担とほとんど同じ意味、つまり交通量が鉄道が何%、道路が何%、航空が何%に分かれているかなどのことです。モーダルシフトは、道路から鉄道への転換とか交通手段が変わることです。
あい路(隘路)
ボトルネック
bottleneck
étranglement
Engpaß, Stau
交通渋滞
traffic jam
embouteillage
Verkehrsstockung
交通渋滞度
degree of traffic jam
degré d'embouteillage
Verkehrsandrangsgrad
隘の字は狭苦しいという意味です。交通の流れのネックになって交通渋滞の原因になる場所のことです。フランス語のembouteillageは元々 ビン詰めになる みたいな意味です。交通渋滞度は交通渋滞の程度といった意味合いで交通の速度、渋滞の距離、信号待ち回数とかから判定しますが厳密な定義は無く、警視庁と道路交通情報センターではまったく違ったりします。
ちゅうしゃ
駐車parking
stationnement
Parken, Parkieren
説明の必要はないでしょう。英仏独語のために項目を起こしたものです。ほかに駐車関係を下にまとめました。
駐車場 parking lot, parking place parc de stationnement Parkplatz, Parkfläche
 駐車場には車の通路である車路と車が駐車する駐車ますの集まりである駐車区画とがあります。
青空駐車 parking on the street, curbside parking, kerbside parking(英)
路上駐車 on-street parking parking sur rue Parken innerhalb des Straßenraums
路上駐車場 herb parking place parc de stationnement sur route Parkplatz an der Straße
 道路を管理する地方自治体がパーキングメータを設置した駐車場で平たく言えば青空駐車場の仲間です。
 収益金は管理費と四角張って言えば路外駐車場の設置費用に充てられます。
 路外駐車場に屋根が無ければ青空駐車場ということになります。
駐車場整備地区 district for provision with parking place
 商業地域または近隣商業地域で都市計画で駐車場の整備が必要と定める地区です。
 都道府県知事は路外駐車場路外駐車場の配置とか、3000 m2以上の新築・増築については一定以上の規模の
 駐車場を設置しなければならないという付置義務駐車場に関する条例を定めます。
駐車可標識 parking sign panneau de parc de stationnement Parkzeichen
 滅多に見ることはありませんが、四角い青地に白でPとあります。
駐車禁止 parking prohibition interdiction de stationnement
駐車禁止標識 parking prohibiton sign panneau de interdiction de stationnement Parkverbotzeichen
駐車時間 parking duration durée de stationnement Parkdeuer
駐車需要 parking demand Parkbedarf 駐車供給 offre de stationnement
駐車車両 parked vehicle véhicule stationneée parkendes Faharzeug