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かくすこ
角スコ
先の平たいスコップです。掘るのには向いていなくてすくうのに適しています。先のとがったスコップは剣すこです。ところでスコップて何語か知ってますか。広辞苑によると schopというオランダ語だそうです。英語は scoopで、これは特ダネ記事のスクープと同じ綴りです。ネタをすくい取ってくるのでしよう。スクープの方が原音に近いようです。私の父は鉄道員でシャベルと言ってました。これはshovelでしょう。鉄道はイギリスの指導でできたから英語だったのかも知れません。シャベルの方がショベルよりも原音に近いのでしょう。ショベルカーは機械仕掛けのスコップでしょう。
スクラッチテンプレート
scratch template
peigne roulant
Kontrollrechnen
コンクリート舗装を始める前に路盤の上を両側の型枠で高さを調整するようにして引きずっていくと路盤の高すぎるところに板についているクギ状のものが引っ掻いて不陸の様子がわかるような当て板のことです。
スクイザ
squeezer
balai en caoutchouc
Gummnischieber
スキージ squeezee
シールコートなどで、瀝青材料を路面に塗布するときに、しごくようにして塗り広げるゴムへらのようなものです。アメリカではひび割れの補修の時に流し込んだアスファルトをしごいてある幅に押し込めるスキ−ジという道具もあるようです。⇒技術資料・アスファルト舗装のシーリングとひび割れ補修を参照。
ひょうじゅんふるい
標準ふるい
standard sieve
tamis normalisé
Normensieb
網ふるい
wire woven mesh sieve,
screen, sieve

tamis
Sieb
呼び寸法 nominal size
呼び径 nominal sieve size
比重計分析 hydrometer analysis
analyse par aéromètre
Schlämmanalyse,
Aräometeranalyse
JISで決まった骨材のふるいのことです。
針金を正方形の網目に織った網ふるいと金属板に円い穴をあけた板ふるいがありましたが、現在は網ふるいに統一されています。サイズを右表に示します。呼び寸法と言うのは、ふるい目という言い方もします。JISの寸法と網の目が正確に合っているわけでもないので、そういう呼び方をしています。舗装関係では、正確に言うのが面倒なため、適当に丸めて呼ぶ別の呼び寸法を用いており、実用上はこれで問題なしです。時に呼び径という言い方もされるようです。いわゆる粒度分析 mechanical analysisはこの標準ふるいを使って材料をふるい分けるのが基本です。土、コンクリート用の骨材、アスファルト混合物用の骨材では、それぞれ省くふるいがあったり、追加するふるいがあったりします。特にアスファルト混合物用では12.7mmというふるいが追加されます。土のように非常に細かい粒子を含んでふるえない部分は、水に溶かしてというかよく混合して(懸濁)、時間とともに粒子が沈降していくときに懸濁液の比重が変化するのを利用して計る比重計分析あるいは比重計法が用いられます。
 nominal sizeについてはhoso-mlでちょっとした議論があり、公称寸法も考えられるようですが、まあ、どれでも意図する意味はわかるだろうと思います。ふるいのJISでは標準ふるいについては呼び寸法、ネジ類、パイプ類では呼び径という言葉を使っています。
 アメリカでは最近、NMSという略称が用いられていますが、これはnominal maximum sizeの略で、ふるいの径ではなく、骨材の最大粒径に対する呼び径で、NMSが 40 mmなら、40 mmのふるいは全部通過し、その下の30mmふるいには10%以上が留まるという意味です。
細骨材用ふるい粗骨材用ふるい
要綱類の
呼び寸法
(mm)
JISの
呼び寸法
(μm)
要綱類の
呼び寸法
(mm)
JISの
呼び寸法
(mm)
0.074
0.15
0.3
0.4
0.6
1.2
2.0
2.5
74
149
297
420
590
1,190
2,000
2,380
5
10
13
20
25
30
40
50
60
80
90
4.76
9.52
12.7
19.1
25.4
31.7
38.1
50.8
63.5
76.2
88.9
トロンメル
revoling screen, trommel
tamis à tambour, trommel-classeur
Drehsieb, Trommel
フルイが円筒型になったのが、斜めになっていて回転する中に砂利などを流してふるい分ける装置です。フルイの大きいのから小さいのまで順に並べておくと、連続的にふるい分けができるというわけです。小さいのは試験室用、大きいのでは砕石プラントでも使われます。トロンメルの語源でこのページがヒットするようですが、ドイツ語で太鼓という網で、円筒形で音もうるさいところからそういう名前になったようです。ドイツで最初に開発されたのでしょう。
シャコ
shackle
シャックルの訛りらしいです。ワイヤロープに他のものを取りつけるための道具です。⇒現場用語の生い立ち鋼矢板などを吊るために、このシャコを取り付けるために空ける穴をしゃこ穴と言います。シャコのついた名前の道具はほかにもいくつかあります。シャコ万というのは小型の万力の仲間で、いろんなところで使われているようです。えびの仲間のしゃこの形からという説もありますが、多分、シャックルから来た言葉だと思います。どんな形かは鳥人間の機体作りサイトの図を参考にしてください。ここにあるC型クランプも、お仲間でしょう。シャコ万より強力なのでブル万というのがあるようです。ブルは牛の bullなんでしょうか?
おしみ(め)
惜しみ(め)
(1)重量物を牽引するとき、行きすぎないように反対側から引っ張っておくワイヤロープを言います。別れを惜しむように引っ張っておくのでしょうか?(2)ウインチを固定するために用いるワイヤロープを言います。
しって
尻手
rope end
ワイヤロープの端部のことです。このロープから手を離すことを尻手を切る: release the rope endというようです。だいたいにおいて危険なことですが、尻手取り装置とか尻手保持装置: rope end retainer
とかいう安全のための小道具もあるようです。簡単なのはスチール製の巻き尺の戻り止めみたいなものでしょうが、装置というからには重さ、数 kgくらいあるようです。
アイランプ投光器に用いる内部に反射鏡のある電球を言います。
じょれん
鋤簾
土砂をかき寄せる道具です。
バッカン(ばっかん)建設関係では、おおきな四角い箱で、横がバッカンと開くようになっているようです。商品として売られています。ゴミ箱にしたり、泥をくみ上げるのに使ったりといろいろのようです。釣りの撒き餌とかダンゴを入れるのも形として似たようなものです。クーラーボックスみたいな形です。こちらは軽くて布製ですが。旧軍で飯を運ぶ缶をばっかんと呼んでいたようでこれが語源かも知れません。自衛隊でも、また学校給食でもそうらしいです。麦缶という説もあります。読みとしては、この方が素直に読めます。兵隊は麦飯だったようですし。最近は土木用の鉄製のは重いし値段も高いのでソフトバッグもあるようです。
配管の関係では管を抜くことを ばっかん 抜管というようです。検索で ここに来た人がいたので分かりました。
いぬくぎ
犬釘 spike
スパイキとも言います。レールをまくら木に固定するために打つ釘です。
エルボ elbow配管などの方向を変えるための4分の1円弧状の肘のように曲がった管:elbowです。
かぐらさん
神楽桟
伝統的な木製のウインチです。おかぐらとも言います。ろくろという別名もあるようです。今ではあまり見かけませんが、私が小さい時分はよく見かけました。儀式では今でも使われるようです。→善光寺の回向柱なるものの建立
ころ
言うまでもなく重いものを動かすために下に敷く丸太や、今なら鉄パイプなどのことです。英語だとrunnerとかrollerでしょう。巨石を動かすときは、さらに下に修羅という台車というか、そりのようなものに乗せてやります。
カンテラ作業用の携帯ランプ:Kandelaar(オランダ語)が語源だそうです。
かじや
鍛冶屋
本来は鉄の加工職人の意ですが、かなてこ(鉄梃子)のことを言います。今ではバールの方が通りがいいようです。バールの英語はbar、ただの棒です。本来はcrowbarとかでしょう。鉄道ではクローバーと呼んでいたようです。
ケーシング
casing
ボーリング、あるいは杭の穴の掘削のとき、土砂が崩れ落ちないよう、外側に埋め込んでいくパイプです。あとで引き抜くことになります。
アースアンカー
earth anchor, tieback anchor
ancrage dans le sol,
ancrage dans le terre

Erdanker, Bodenverankerung
グラウンドアンカー
ground anchor

テンドン
tendon
土留めとか擁壁は、それ自体で倒れたり滑り出したりしないように設計するのが原則ですが、そうもいかないときに後から引っ張ってやろうというもので、そのために地中深く穴を掘って抜け出さないようアンカーを作って、そこにテンドンと呼ばれるPC鋼棒などを刺してセメントなどで固めておいてから擁壁などに連結してやります。テンドンというのはアキレス腱などの腱という意味で、そういう役目をするわけです。グラウンドアンカーというのも同じですが、建物とか鉄塔の転倒防止など、より広い目的に使われるようです。
鉄砲リベット打ち作業に用いる鋲打器のことをこう言います。
じょうばん
定盤
くるい、ねじれなどを検査する水平台。通常、機械器具工作などに用いる台です。
スリッパ sleeper軌道の枕木のことです。物を置くときに地上におく材のことも言います。ただし、本来はスリーパーですが、それでは現場で通じません。
ねこぐるま
猫車 buggy
コンクリートや土砂などを運ぶための1輪車または2輪車を言います。略してねこと言うことも多いようです。コンクリート打ちに猫車を用いる場合、鉄筋あるいは既に打ったコンクリートを汚さないように設けた小さな足場を猫足場と言います。馬足場というのもありますが、これは脚立の上の板が長いものを言うようです、二つ以上の脚立の上に板(足場板といいます)を渡して足場にしたものも含むようです。
うまっ子(ウマッ子)A型バリケードのことです。こういう形をしたものは馬と表現されることが多いようです。体操の鞍馬もそうです。英語でも side horseとか、pommel horseとかいいます。単に horseでも体操の話をしてるときなら通じるでしょう。鞍馬の掴むところが pommelらしいです。
キュ−ビクル cubicle高圧の電気の受電機器を納めた金属性の箱。cubicleは小さな箱形の部屋という意味です。
かけや
掛矢
beetle
大型の木製のハンマーのことです。これの語源ですが探しても見つかりません。明智光秀が三木城の城門を掛矢を使って破った記録があるようです。どうも何によらず先を尖らせたものは矢で、「掛」の方は火を掛けるとか、打ち掛かる、矢を射掛けるなど、攻撃、叩くとか意味があるのでしょう。木矢を掛矢で垂直に打てば杭になり、横に打てば門を壊せるのでしょう。金属製の大ハンマーは単管などを打ち込むのに使いますが、これは馬殺しと呼ばれます。
げんのう
玄能
金づちの大ぶりのもので鉄のカケヤみたいなものです。石を割ったりするときに使います。玄翁和尚が那須の地で触れるものの命を奪うという殺生石を割るのに用いたという伝説から来た名前のようです。玄翁と書くのが正しいということになります。間知石の形を整えるのに使うものははりまわしというらしいです。玄能で石の角をとるのを玄能払いといいます。やはり石を削るのに使う玄翁より小さい普通サイズの金槌みたいないのはセットウ、漢字にすると截頭、接頭、切頭、石刀、切刀などです。石刀が書きやすくてよく使われますが、刀とはほど遠い形です。これはコヤスケという、これも金槌みたいな形のものとセットで使います。石と、居るというサイトに現物と使い方の写真が出ています。
バーベンダー bar bender鉄筋を加工するための台と万力のような固定道具などがいっしょになった道具です。
糸裏鉋やノミの裏には平らな刃の部分と少しくぼんだ糸裏という部分があります。これが広いのはベタ裏です。
あさりちゃんとしたのこぎりの刃は交互に外側に曲げてあります。こうすることによって、切った切り粉が外へ外へと吐き出されるというわけです。この加工がしてないと、切り粉が詰まって(鋸が締まるというようです。)、素人でよくあるように、にっちもさっちも動かないということが起こります。しかし、細工物などでは余分なところを傷つけないように、あさりのないのを使うことがあるようです。
青写真blueprint 今でもこの言葉は生きていますが、もともとはほんとに真っ青な紙面に線が白く浮き出たものでした。簡単に作れる薬液を神に塗っておいて、トレーシングペーパーに描いた設計図と重ねて太陽で感光させて、水洗いするという方法でした。その後、逆に白地に青で出るものが開発され、それを使ったコピー機ができましたが、これは箱の中に入れてアンモニアの蒸気を当てて発色させていました。それも自動化するものができましたが、部屋中、アンモニア臭くなっていました。
グリズリ
grizzly
grille à barreaux,
tamis à très larges mailles

Gittersieb, Rost,
Stangentransportrost
ばかでかい石の塊などから、泥などをふるい落とすための一種のフルイですが、ぶっとい鉄の棒をならべたようなものです。砕石場で原石をふるうものは間隔が 50 cmくらいあります。アスファルト舗装の再生で集めてきた古い材料、アスコン塊と言っていますが、それに混じった土砂などをふるい落とすためにも使います。これをやってから、本格的に破砕して再生骨材にするわけです。ふるい落とされた土砂などは再生路盤材として利用します。グリズリフィーダ grizzly feederと言うと、フルイだけでなく、材料を供給する装置なども含んだものでしょう。
ガングソー gang saw当然、ギャングソーともいいますね。のこぎりを櫛の歯みたいに並べて、一度に何枚もの板をつくる機械です。木材や石材の製材に使います。gangというのは組になったもののことのようです。渡辺組から暴力団をイメージする人がいるかも知れませんが、もし、そうならWatanabe Gangでしょう。ギャング団というのは同じ意味を二つ重ねることになります。「ギャングソー 間坐」で検索してこのページに来た人がいましたが、歯と歯との間隔をとるための一種の治具のようです。治具は一時的に使うのが普通ですが、間坐は部品という感じです。
あおりダンプトラックで、積荷を増やすために差枠といって枠の高さを高くするやつです。重量規制が厳しくなって、あまり見かけなくはなりましたが。かつては、規定の二倍くらいが当たり前でしたが。こうした過積載を取り締まるのに使われるのがカンカン、つまり、車両重量計です。超大型の台ばかりみたいなものです。取締りのためでなくても、コンクリートやアスファルトのプラントの砂利の取引では車ごとカンカンに載せて、計量します。どうしてカンカンなのか、私の想像では、以前、できの悪い時代には乗り降りのときにカン、カンと音がしていたのではないでしょうか。そうではなくて、競馬で、騎手の負担重量を計量する検量室のことをカンカン場と言っていたそうで、これは貫を看る、貫看、あるいは看貫だというのが、もっともらしいようです。競馬関係の人は学があるようです。
プレートコンパクタ
振動コンパクタ
plate compactor
compacteur vibrant
Deckenverdichter
小さな、締め固め機械で、底について板がエンジンで振動するようになっています。ちょこっとした場所とか、フィニッシャの回りで補助的に使われます。けっこう重いのですが、動いている間は、人手で簡単に移動できます。
クラックスケール
crack scale
透明なプラスチックにいろんな幅が書いてあって、舗装の表面に当てて、ひび割れの幅をはかる定規です。
スラントルール
slant rule
のり面の勾配などを簡単にはかる一種の水準器です。形は、この形である必要はなく、何となく盛土の形をイメージしてあるようです。
きょうどうこう
共同溝
common duct
fossé commun
gemeinsamer Graben
電線共同溝(C.C.Box)
ガス、電気、水道、下水などの長モノがあちこちに埋まっているのを整然とまとめて道路の地下に作って掘り返しなどを無くそうというもくてきの溝というか、ほとんどトンネルです。電線共同溝というのは電線と通信線に限った小規模の共同溝です。別名の C・C・Boxの最初の Cは Community, Communication, Compactを意味し、次の Cは Cableだそうです。
たすきななもの
たすき金物
stay
扉というか蓋のある書棚で扉が手前側に倒すように開いてデスク代わりになるものがありますが、その机が水平になるように支えるものです。英語のステイは電柱とかを斜めに引っ張って支えるロープとか、とにかく支えるものです。倒れないように支えをすることをステイをとるなどと言います。
にしめ
荷締め
荷造りとか積荷をしっかり締めるのが荷締めで、そのためのロープ、ベルト、トラックには荷締めフック、また、そのための荷締め機があったりします。「荷締め知識」で検索がありましたので追加しました。
ロードセル荷造りとか積荷をしっかり締めるのが荷締めで、そのためのロープ、ベルト、トラックには荷締めフック、また、そのための荷締め機があったりします。「荷締め知識」で検索がありましたので追加しました。
ITV
工業用テレビジョン
industrial television
télévision industriel
industrielles Fernsehen,
Betriebsfernsehen
テレビ放送以外にテレビを使った最初が溶鉱炉の中とか人が行けない所を見ようということが行われ、工業用テレビと呼ばれるようになり、以来、医療用とか防犯用とかもITVが使われていましたが、次第にそれぞれ、医療用テレビ、防犯カメラとか固有の名前で呼ばれるようになっています。道路ではトンネルの中、事故の多い交差点などの監視に使われます。