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アスファルテン
asphaltene
asphaltène Asphaltene
マルテン maltene
malténe Malten
ペトローレン petrolene
pétrolène Petrolen
レジン分 resing fraction
résine
オイル分 zoil fraction
カーベン carbene
carbéne Karbene
アスファルトの主成分の一つで、ノルマルペンタンに溶けず、ベンゼンに溶ける成分ということのようです。分子量が1,000〜5,000と大きく、アスファルトが劣化すると増えます。ストレートアスファルトでは、20%以下、老化すると30%以上になります。ブローンアスファルトでは20〜50%程度含まれています。ノルマルペンタンに溶ける部分はマルテン(ペトローレンとも呼ばれるようです。)というのがあって、この中にアスファルテンがコロイド状に浮遊しているのだそうです。マルテンはさらに活性アルミナに吸着されるレジン分オイル分に分けられるということです。このほか、アスファルトに含まれている成分に二硫化炭素に溶けて四塩化炭素に溶けないカーベンというのがあり、これが0.5%より多いのは製造のときに加熱し過ぎだということです。アスファルトの科学的組成は?というと、炭化水素が主体ですが、ごちゃごちゃと化合した誘導体という化合物になっていて、個々に取り出して分析はできないようです。そのため、アスファルテン、レジン分、飽和分、芳香族といった大まかな分類で分析されます。
PG(アスファルトの等級)
PG Grade
アメリカのSUPERPAVEで用いられるアスファルトの等級で、PG 68-27とか、の表現で示されます。従来はアメリカでもアスファルトの硬さ、つまり針入度で等級を表し、PEN 100といった言い方をしていましたが、PG等級では、舗装の供用性と関連づけて、68はわだち掘れを考えた、そのアスファルトが耐えられる上限の温度を示し、27は低温ひび割れを考えた下限の温度(-27℃)を示しています。PGはPerformance Grade つまり、供用性等級の略だと思います。どこの地域であるかを入力すると、過去の気象データから適するバインダの等級を見つけるソフトウェアというものできています。
ダスト dust
déchets de carrière
Steinbruchabfall
砕石ダスト
crushed stone dust
スクリーニングス
screening
criblure de pierre
Abgesiebte
要するにちり、ごみですが、作業の現場により、特別のものを言うことがあります。アスファルト舗装の関係では、砕石を作るときにできる石の粉末で、2.5mmフルイを通った細かいものをダストあるいは砕石ダストと言って、細骨材として用います。スクリーニングスフルイにかけた屑)という言い方の方が一般的で、コンクリート用の砕石を作る時には、5mm以下をやはり、ダスト、スクリーニングスと言っています。また、アスファルトを練るプラントでは、骨材を混合乾燥させるときにドライヤから出る細かい石の粉をバグフィルタで回収して、回収ダストと言い、細かい粒度の必要があるときの添加材料とします。ちりやほこりもダストになると少し価値があるようです。
あかぼく
赤ぼく
火山灰質の粘性土↓はだいたいは赤っぽい色をしています。これが赤ぼくです。有機物がいっぱい入っていて黒っぽい黒ぼく(くろぼく)と呼ばれるものもあります。
さしつど
砂質土 sandy soil
sol sablonneux
sandiger Boden
シルト↓や粘土をたくさん含んだ砂です。日本統一土質分類では、砂分(0.074〜2.0mm)が50%以上、細粒分↓↓が15〜50%の土ということになっているようです。砂質土のほかは粘性土 cohesive soilです。
シルト silt
limon, silt Schluff
シルト分 silt fraction
fraction de limon,
fraction de silt

Siltanteil,
Schluffkomponente

すなぶん
砂分
sand fraction
fraction de sable
Sandanteil

れきぶん
礫分、れき分
gravel fraction
fraction de gravier
Kiesanteil
土質材料
soil material
terre de fines
Bestauelteile
74μm以下の細粒分↓を半分以上含んで、塑性指数が低い、変形するときに膨張するなどの性質を持つ土です。シルト分 silt fractionというときは、粒径が0.005〜0.074mmの範囲の土の粒子のことです。適度に含まれていれば、締固めを助けますが、多いと水の影響を受けやすくなります。アスファルト混合物では、骨材の乾燥が不十分になりやすい、コンクリートでは単位水量が増えたり、レイタンスが多くなったりとあまりいいことはありません。れき分は粒径が 75 mm - 2 mmの土(粒径が75 mm以下であれば土質材料ということになります)、砂分は 2 mm - 0.74μの土、その下がシルト分、その下、5μ以下のものが粘土分ということになります。
さいりゅうぶん
細粒分
fine-grained fraction
fraction de fines
Feinkornanteil
細粒土 fine-grained soil
sol de grain fin
feinkörniger Boden
粒径0.074mm以下の土の粒子、つまりシルト分↑と粘土 clayを合わせたものです。舗装用の骨材には好ましくない成分で、洗い試験でその量の限度が規定されています。細粒土というと、日本統一土質分類というのがあって、それによって細粒分を50%以上含む土ということになっています。
どしつしけん
土質試験
soil test
essai de sol
Bestimmung der Bodenqualität
土質材料の強さとか粘りけ、粒の大きさなどの工学的な性質を調べる試験でいろんなものがあります。
きりこみじゃり
切込砂利
pit-run gravel
gravier tout-venaut
ungesiebter Grubenkies
クラッシャラン
(切込砕石) crusher run
(pierre) concassées tout-venant
ungesiebte
 gebrochenes Material

クラッシャラン・スラグ
(CS)
Crusher-run Slag
採取したままのふるい分けしない砂利です。大きさは40 mmくらいから砂までを含みます。砕石の場合はクラッシャラン、あるいは切込砕石と言います。道路用の高炉スラグのクラッシャランはクラッシャラン・スラグあるいは略してCSと呼ばれます。
れき
gravel
gravier Kies
砂礫(されき)という言葉がありますが、礫は砂より大きな砂利です。古い言葉であり、自然のままの石について言い、砕石については言わないようです。この言葉が使われるのは礫混じり土砂などと言うときだけのようです。これも採取して骨材になってしまうと砂利と言うようになるようです。
バラス
(バラスト) ballast
ballast Ballast
バラストのことです。砂利ですが、鉄道では道床のようのかなり大きいもの。道路用、コンクリート用では比較的小さいものを指します。
やまじゃり
山砂利 pit gravel
Grubenkies, Grus
山砂 pit sand
sable tout-venant
Grubensand
海砂利 sea gravel
gravier marin
Meerkies
Meersand
海砂 sea sand
galets de mer
川以外から採った砂利を言います。同様に山砂利山砂海砂利海砂と言います。川でとるのはもちろん川砂利です。川砂利を河川敷、つまり官地から採るのを官地堀りといっていたそうです。民地から採れぱ民地堀りということになります。
めつぶし
目潰し(材)
cover aggregate,
chippings

matériau de répandage
Steusplitt
栗石バラス↑などを敷いたすき間に小さい砂利や土、砂などを詰めることです。丁寧にいうと目つぶし材です。
じゃかご
蛇篭
gabion, wire cylinder
filet de roche
Drahtkorb,
Drahtzylinder
 (mit steinen gefüllt)
竹または針金で編んだ長い篭に栗石↑を詰めたもの。河川の堤防などの防護に用います。蛇篭は円筒形ですが、その一種で四角のかごを使ったものをふとんかごと言います。目的はだいたい同じです。蛇篭を立てて並べると立ちかご、寝かせてならべると腹かごということになります。
しんすいせいこつざい
親水性骨材
hydrophilic aggregate
water loving(俗語)

granulat hydrophile
wasser
  annehmendes Gestein

はく離 stripping
désenrobage Ablösung
疎水性骨材
hydrophobic aggregate
agrégat hydrophobique
wassermeidende Zushläge
層間はく離
layer separation
アスファルトと較べて水の方に親和性がある、つまり濡れやすい骨材↓のことで、アスファルト舗装ではアスファルトが水に負けてはがれる、つまりはく離(剥離 ストリッピングともいいます)するといったことが起こりやすくなり、破壊につながります。といっても、だいたいの骨材は親水性がよく、特にその傾向が強いのが酸性岩ということです。親水性骨材の反対の性質の骨材は疎水性骨材ということになります。はく離の説明ついでに層間はく離ですが、これは舗装に限らず、数層に分けて塗ったり吹き付けたりするものについて、層と層の間がはがれてしまうことです。一体として働くべきものが、いろいろ都合があって何層かに分けて施工する、あるいは古いコンクリート舗装の上にアスファルト舗装をオーバレイする訳ですが、施工が悪かったり、わずかの水分が入りこんでブリスタリングを起こしてはがれるといったことがあります。
こつざい
骨材
aggregate agrégats
Zuschlagstoff,
Betonzuschlag Aggregat

粗骨材
coarse aggregate
agrégats grossier
Grobzuslag
細骨材 fine aggregate
agrégats fins
feinkörniger Zuschlag
粗目砂(粗砂)
coarse sand
sable grossier
Grobsand, Schottersand
死石
friable particle, weak gravel
gravier pourri
コンクリートやアスファルト舗装の材料になる砂利、砂のことです。寸法の大きいものは粗骨材、小さいものは細骨材と呼ばれ、砂は細骨材の一つです。コンクリートでは大小を2.5mmで分け、アスファルトでは5mmで分けます。細骨材の中でも粒の大きいものを粗砂(あらずな、そしゃ) あるいは粗目砂(あらめずな)、粒の小さいものを細砂(ほそずな)↓あるいは細目砂(ほそめずな)と言います。一般に川の上流では粗砂が、下流では細砂が採れます。さらに細かい石粉も骨材の分類の中に入ります。砂利の中に混じっている軽石などの強度の弱い石を死石(しにいし)と言います。
さいしゃ
細砂 fine sand
sable fin Feinsand
ほそずな、ほそめずな↑と言うときと、意味が違うようです。細目砂は0.6 mmふるい通過分が80%以上の砂ということで、さいしゃの方はほとんどの粒子が0.074〜0.42mmと極度に細かいものを言うようです。
あらいずな
洗い砂 washed sand
xsable lavé
Waschsand
天然の砂とか一度使った砂に付着している粘土とか有機質を洗い落とした砂です。
さいせき
砕石 crushed stone
(pierre) concassées
Schotter, Steinschlag
粒度調整砕石
mechanically stabilized crushed stone
粒度調整
stabilisation mécanique
玉砕
crushed gravel
岩石などをクラッシャで、破砕して骨材として使えるようにしたものです。いろいろにふるい分けて6号砕石↓など、粒の大きさの範囲で分級されるほか、クラッシャラン、スクリーニングス、これらを混合して、路盤を構築するとき、締固めに適した粒度分布にしたものを粒度調整砕石、あるいは略して粒調砕石と言います。玉石を割ったものを玉砕と言って区別します。
さいこつざいりつ
細骨材率
sand ratio,
sand percentage

facteur sable
Sandanteil
セメントコンクリートの中の細骨材の容積と骨材全部の容積、このときに用いる容積というのは空隙を含まない絶対容積というやつですが、その比を百分率で表わしたものです。
たんいそこつざいようせき
単位粗骨材容積
quantity of coarse
 aggregate per
  unit volume

quantité
 volumetrique
   d'agrégats,
gros pour un mètre
  cube de béton
1 m3のコンクリートに用いる粗骨材の空隙も含むかさ容積で、粗骨材の重量を単位容積重量↓で割って求めます。
たんいようせきじゅうりょう
単位容積重量
単位体積重量
unit weight
poids specifique
Raumgewicht
気乾状態↓の骨材1 m3あたりの重量で、JISで定めた方法で骨材を突固めて計られます。コンクリート関係で使われる用語です。アスファルト舗装の関係では単位体積重量がつかわれます。似たものですけど。→比重、密度、単位体積重量
きかんじょうたい
気乾状態
natural dry condition
condition sèche naturelle
naturliche
  Trockenbedingungen
土、骨材などを常温で、それ以上、放置しても乾燥が進まない程度までに乾燥した状態です。乾燥状態にはこのほかに表乾状態、絶乾状態というのがあります。
りゅうけい
粒径
particle size, grain size
dimension des grains
Korngröße, Teilchengröße
骨材の粒の大きさのことです。6号砕石とかいうのは砕石の粒径の規格で、60 mm、2号は60-40 mm、3号は40-30 mm、4号は30-20 mm、5号は20-13 mm、7号は5-2.5 mmです。1号-3号はめったに使われませんが。このくらいに、ふるい分けたのを単粒度砕石といっています。「3号珪砂 JIS」で検索がありましたが、珪砂の場合は 2号:約3.0mm:約7厘、3号:約1.2mm:約3厘、4号:約0.6mm:約2厘、5号:約0.5mm:約1厘、6号:約0.3mm、7号:約0.2mm、珪砂8号:約0.1mmになっています。
けいさ
珪砂 silica sand
(シリカサンド)
sable siliceux Silikasand
主として石英の破片でできている砂です。シリカ分(SiO2)がほとんどで、硬く、角ばっているので、すべり止めの目的で、舗装に用います。シリカサンドとも呼ばれます。
ILB
InterLocking Block
pavés autobloquents
Verbundblockpflater
インタ−ロッキングブロックの略語です。ILブロックと書かれることもあります。コンクリートを互いのかみ合うような形状のレンガ風の形にして舗装するもので、普通のレンガ舗装と違ってかみ合いによって荷重を互いに伝えるため、支持力が大きく、コンクリート舗装にないたわみ性があるとされ、車道にも適用できるとされています。
そりゅうりつ
粗粒率
fineness modulus
module de finesse
Feinheitmodul
0.15mmから80mmまでの10種類の標準ふるいで、骨材をふるって、各ふるいにとどまる試料の百分率を合計して100で割った数値です。値が大きいほど粗いというわけです。コンクリートの配合設計で使われることがあります。英語ではFiness ModulusでFMと書かれることもあります。
ドロマイト dolomite石灰岩の主成分はCaCO3ですが、そのカルシウムがかなりの部分、マグネシウムに置き代わってMgCO3になっているものです。高温に強く耐火れんがの原料に使われます。
ちゃくしょくこつざい
着色骨材
colored aggregate
granulat de couleur
Farbzuschläge
明色骨材
bright colored aggregate
agrégats clair
heller Zuschlag
有色骨材
natural colored aggregate
agrégats colorés
Farbzuschlagstoffe
最近ではカラー骨材の方が通りがいいでしょう。白っぽい天然骨材の表面に樹脂などで着色したもののほか、セラミックの原材料に適当な無機塩を混ぜて焼成して色をつけた人工骨材↓などがあります。色が白っぽくて明るい色のものは明色骨材という呼び方があります。天然の骨材でカラー舗装に使えそうないろのものは有色骨材というようです。イギリスから北欧にかけてある赤系のノーザンブライアンレッド northernbrian-redが代表的です。
じんこうこつざい
人工骨材
artificial aggregate
agrégats artificiels
künstlicher Zuschlag
カルサインド・ボーキサイト
calcined bauxite
bauxite calciné
gebrannte Bauxite
シノパール synopal
synopal Synopal
磁器質骨材
ceramic aggregate
硬いとか、軽量で強いとか色が明るいなどの特別の機能を有する骨材を原石を粉砕して焼き固めた(焼成)骨材です。カルサインド・ボーキサイトというのはアルミニウムの鉱石であるボーキサイトを焼成したもので硬くて強く、表面がざらざらですべり止め舗装に使われます。シノパールというのはデンマークで開発されたもので、けい砂ドロマイト、石灰などを溶融して固めたもので、真っ白く明色舗装に使われ、また硬いのですべり止め舗装にも使われます。ほかにも磁器質骨材(最近ではセラミック骨材の方が通りがいいようです。)などがあります。
エメリー emery
émeri Schmirgel
日本語では金剛砂ですが、研磨剤に使われるくらいですから、恐ろしく硬く、砂ではなくて、もう少し大きいものをすべり止め用の骨材として用いることがあります。ギリシャ、トルコ、ロシアなどが主産地ですが、日本でも大分県で採れるところがあるということです。主成分はアルミナです。
アスファルトフェルト
asphalt felt
feutre bitumineux
Asphaltpappe, Teerpappe
建物の屋上の防水によく使われるルーフィングの仲間で、古紙とか古布でつくったフェルトみたいな不織布にアスファルトをしみ込ませたものです。ブローンアスファルトの一種で、触媒を使って針入度は下げずに軟化点を上げた触媒ブローンアスファルトというのが使われるようです。アスファルトルーフィングも似たものですが一応、規格は別のようです。ほかに砂をくっつけた砂つきアスファルトルーフィング、もっと良い材料で作った目の粗い布を使って補強などに使う網状アスファルトルーフィング、さらに伸びる性質を持たせたストレッチルーフィングというのもあるようです。
しょうさん
消散エネルギー
dissipated energy
ヒステリシス
hysteresis
hystérésis
Hysteresis
最近よく聞く用語です。正しい定義はどうか知りませんが、私の理解では物体に力をかけてやると、変形します。つまり物体に対して仕事をするわけですが、力を取り除いて、変形が完全に元に戻れば、物体が同じだけ仕事をしたと考え、もし完全に元に戻らなければ、その分のエネルギーは物体の中で消えてしまった、つまり物体の内部で何らかの変化があって消費されたと考え、それが疲労の原因と考えて、繰り返し、同じ力をかけて、それが急増したときに疲労破壊が起こったと考えるようです。つまり、荷重-ひずみ曲線が荷重を除却しても元にもどらない現象がヒステリシスですが、図にするとヒステリシスループができます。その中の面積が消散エネルギーになるらしいです。ヒステリシスというのは電磁学の方でもよく使われます。この場合は加えるのが磁界だったりします。磁界をかけて、除却しても戻らなければヒステリシスがあるわけで、そのおかげで永久磁石が存在するわけです。この場合はエネルギーは消散といっても磁力という形で物体に残るわけですが、アスファルト混合物のような物体では、砂の角張りが少し欠けたとか骨材が少し向きを変えたとか、移動したとかで消費されるのでしょう。
ワイブル分布
Weibull distribution
ワイブル生存関数
Weibull survivor function
ワイブル係数
Weibull modulus
ウェイブルとも読みます。Weibullはスウェーデン人で、素直に読めばウェイブルですが、ワイブルの方がスウェーデン読みに近いのでしょう。ものの強度の分布は正規分布にはなりません。これは破壊というのは全体が一気に破壊するのではなくて一番弱いところで決まるということにあります。それをワイブルが直感で導き出した、強度が Xである確立は R(X)=exp(-(x - g)^m/s)(g は「位置パラメータ」と呼ばれる、ここまでは破壊に至らないという応力、 s は「尺度パラメータ」と呼ばれるもの、 m は「形状パラメータ」またはワイブル係数と呼ばれ、分布の形を決定する、んだそうです)この形の式から累積確率を求めて縦軸が累積確率のlogのlog、横軸をlog(x-g)としてグラフに落とすと直線になるということです。強度だけでなく、機械が故障するまでの時間、人の寿命にも当てはまるのだそうです。1-累積確率が生存関数ということになります。つまり、ある、応力まで壊れない、時間まで故障しない、ある年までは死なない確率を表しているということになります。「weibull modulus 単位」で検索してここに来た人がいましたが、この直線の勾配 mが weibull modulusで、値が1より小きいと時間が経つと故障率が小さくなる、つまり初期故障だけが問題ということになり、値が 1だと時間が経っても故障率は一定で、故障は偶発的なものということになり、1より大きいと時間とともに故障率が大きくなる、摩耗とか劣化による故障ということになるんだそうです。勾配ですから当然単位のない無名数です。
ひび割れ成長の法則
crack growth rate law
パリスの法則
Paris law (theory)
日本ではパリスの法則として、知る人ぞ知る、とう法則らしいです。ひび割れの成長速度と応力強度を両対数で表すと直線になるというもののようです。Paris Law Theoryというのが参考になりそうです。
接着性ひび割れモデル
仮想ひび割れモデル
cohesive crack model

軟化関数
softening function

日本では仮想ひび割れモデルと呼ばれるのがそうらしいです。cohesiveをどう訳するかで結合性ひび割れモデルの方がいいかも知れません。ひび割れは、とにかく引張強度を越えた点で発生しますが、そのあとも、ひび割れの面の間で力の伝達があり、その大きさは軟化関数と呼ばれる、ひび割れの開きの関数らしいです。ひび割れても、ある程度は粘っていると言うもののようです。コンクリート関係ではよく使われているようです。
発生材
reclaimed material
matérialle récupéré
何らかの工事なりで発生した廃材のことです。アスファルト発生材とかコンクリート発生材とかになります。廃材というともう何にも使えないというイメージがあるので発生材とか副産物とかいう言い方をすることが多くなっています。英語にするとreclaimed asphalt concreteとかになって回収・再生のイメージが強くなります。アスファルトラバーasphalt rubberというのは廃タイヤを粉砕してアスファルトに混ぜて、高粘度のアスファルトにしたものですが、ただ粉砕して混ぜればいいというものではないようです。細かい粉末にしてアスファルトも産地によって相性があるようです。