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佐藤渡辺通信018号 芋ずる式検索、支離滅裂

 例によって、どんなキーワードで佐藤渡辺のページに来たのか、アクセスの記録から調べていてのことです。「ブラジル ドメイン」で『ブラジルのドメイン名とその説明』のページに来た人がいました。この訪問者はキャッシュを見ているので、アクセス記録からたどると、『ブラジルのドメイン名とその説明』そのものが表示されます。
 私もよくやりますが、キャッシュを見ると入力したキーワードが色つきのハイライトで表示されるので、目的の情報の場所が探しやすいのです。元々のページがリンク切れになっていてもキャッシュなら見ることができます。検索エンジンというのはとにかく膨大な量のページをため込んでいます。
 まれにキャッシュも表示されないことがありますが、これは多分、元のページの管理者が、最新の情報が表示されない、とか、デザインした通りに表示されないとかの理由で検索エンジンがキャッシングすることを禁じているからでしょう。ロボットに対して、これこれは禁じるとかの規則を適用する手段があるのです。まあ、規則といっても紳士的なロボットの場合にはということで、時にとんでもない奥の奥まで探ろうとするスパムロボットもいますが。
 デザインされた通りに表示されないのは事実でキーワードがハイライト表示される以外にも、文字の色を変更した場合などは<font size=# みたいに、リンクも<a href=など、命令タグが表示されることがあります。気にする人は気にするわけです。
 話を『ブラジルのドメイン名とその説明』に戻します。このキャッシュを見ると内容が十数行しかありません。この『世界各国のドメイン名とその説明』のシリーズは 頭文字が Aで始まるドメインからアルファベット順に書いていったのですが、最初の頃はいつも使っているCDの電子辞典に書いてある、人口、人種構成、宗教、通貨に、ネットで国名と国旗の由来を探してきて、それで よし として先に進めていました。
 そのうちに、国名の由来などで、ほんとにそうなのか?とかの疑問が出てきて、もっと詳しく調べるようになります。すると日本語のサイトでは情報が限られていて、複数の関係サイトが見つかったとしても、一つの情報を引用したに過ぎないといったことがあって、英語のページを探すようになります。これがまた大変なのですが、とにかく複数の別の情報源で確かめるようにしていくと、必然的に、その国の歴史などが関係していて、それをある程度記述しないと由来の説明がつきにくいことになったりで、簡単に歴史にも触れるようになりました。
 かくて、簡単な説明のつもりがだんだん詳しくなり、とにかく先を急いで書き進めて行った結果、最初の半分くらいは十数行しかない状態で、いつかは書き直そうと思いながら、別のことに頭が行き、延び延びになっていました。
 というわけで、ブラジルに関する記述を強化しようと、Wikipediaの英語版を探し出します。このシリーズを書き進める間に由来などの検索で Wikipediaが引っかかることが多くなってきて、おおむね一番信頼がおけることが分かってきていました。Wikipediaには日本語版もあるのですが、英語版の方が圧倒的に情報が多く、日本語版があってもそれほどくわしくなく、英語版を翻訳したものであることも多いのです。なかには「このページは翻訳しかけです」などとなっていたりします。
 英語版の Wikipediaだと、
http://en.wikipedia.org/wiki/
の後に Brazilなどと付ければ、検索しなくとも目的のページが呼び出せます。日本語版ではそうはいきません。
http://ja.wikipedia.org/
を呼び出して、検索窓に入力して探す必要があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ブラジル
とかで試してみましたが文字化けでエラーになります。とにかく検索のページには行き着けますけど。日本語はユニコードとかいうので入力すればいいのだろうと思いますが、入力手段がありません。
 で、ブラジル歴史の記述に行き着いて、「この地には少なくとも 8,000年前から人が住んでいたということですが、このインディオと呼ばれる人々がどこから来たのかについては二つの説があります。一つはアメリカインディアンと同じく、ベーリング海峡が出来る前、アジア大陸とアメリカ大陸が陸続きだった頃にシベリアから渡って来た・・」と書き始めます。ここで、待てよ、エスキモー、いやイヌイットもそうだったかな?と疑問になります。
 そこでイヌイットのこと英語版の wikipediaを調べようとして綴りに自信がなくて、Googleで「イヌイット」で検索すると、innuitと分かります。少し検索された記事を見ていると、「グリーンランドやアラスカでは「イヌイット」と呼ばれることを嫌がるということである。おそらくこの地域での自称がユッピック等であるためだと考えられる。それぞれイヌック、ユックが「人」の意、ピアック、ピックが「本当の」の意である。」というのが目に入ります。これも調べねばと思いますが、とりあえず、Wikipediaの innuitのページに行こうとすると、行けません。綴りが研究社のCD辞典を見ると、inuitでも innuitでもいいらしく、inuitで行けました。
 「イヌイットはアメリカインディアンよりは後にベーリング海峡を渡ってきたと思われる」とあり、どんな根拠でそうなるのかは不問ということにして、インディオと同列にはできないことがわかりました。ユッピックについても「アラスカには inupiaqとか Yupikで、 「inupiaq」のページを見ると piaqは realという意味で「真の人」というのが出てきて、やはりエスキモーと呼ばれる方を好むとあります。言語的にも別系統らしいです。
 この件は一件落着として先に進めて行くと「13年の間だが、リオ・デ・ジャネイロはポルトガル帝国の首都だった」とあります。ええっ、それは知らなかった! ナポレオンが猛威を振るっていた頃、ポルトガル王 ヨハンVI世はイギリス海軍の護られて宮廷ごとブラジルに逃れて、そこから支配していたというのです。何でイギリス海軍かというと、ナポレオンの覇権をどうしても阻止したかったかららしいです。
 ナポレオンのほとぼりが冷めるとヨハンVI世は本国に戻り、長男のペドロ(兄がいたのですが、早世しているので実質的には長男です)がブラジル王の摂政として残ります。この長男が突如、「独立か、さもなくば死を」という最後通牒を本国に突きつけてブラジルのペドロI世として独立したように書いてあります。そんん、いきなりということはないだろうと、このペドロの方を調べてみます。
 すると、ヨハンVI世が本国に戻ると、天領としてのブラジルの特権が廃止され、重税の取り立てとかが始まって有力者が怒り、ペドロはこれに同調するばかりかポルトガル内での王の権限を制約しようという立憲君主主義者の反乱を支援したりということで、ついに摂政の地位も王位継承権も廃止するという通達がきて、「独立か、さもなくば死を」ということになったようです。形はいろいろですが中南米の国が独立する過程は、本国の搾取に対して新天地を求めて行った移民が反発→独立というのがパターンです。アメリカも似たパターンでしょう。
 そうか、と納得し先に進むと、ヨハンI世が死去するとペドロはポルトガルのペドロIV世を名乗ったとあります。あれっ、廃嫡されたはずでしょう、とヨハンVI世の方を調べると死ぬ前年に王位継承権を復活したとあります。実はペドロにはミゲルという弟がいてポルトガルに帰っているですが、これが反乱に手を貸したり、スペインの王位継承にからんでの反乱に荷担したり(母はスペインの王女)と手に負えず、オーストリア王室預かりになっていてこれも廃嫡だったのです。日本だったら切腹申しつけということになるのでしょうが。
 こうしてポルトガル王位についたペドロですが、行い芳しくなく嫡出以外に9人の子供が居て、妻(オーストリアの王女です)は29才の若さで死んでいますが、殴り殺したという噂が立つという具合で 2ヶ月でポルトガルの王位は放棄せざるを得ないことになります。そこで娘のマリアなら文句なかろうと 7才の彼女を王位につけることにして、弟のミゲルを将来は結婚することを条件に摂政に指名します。叔父・姪の結婚は珍しいことでもなかったのでしょう。彼女を指定するについてはヨハンVI世が二人の息子を廃嫡するについて、正統の王位継承者が戻るまでは孫のマリアを摂政にするという決定をしていたということです。
 ところが、ミゲルの方はさっさと王位を名乗ります。いや、よく調べるとペドロは立憲君主制で納得したのですが、そうすると教会の権限が小さくなるということで絶対君主制派が勝ってブラジル人はダメと憲法は廃止して 2年後にミゲルを王位につけたというわけです。これで治まるかというとそういうことはなく、立憲君主派と絶対君主派の争いがはじまります。
 ペドロはブラジルに帰りますが、政治はあまりうまく行かず、妻の怪死の件もあって評判はガタ落ちで、ついに息子にペドロII世を継がせてポルトガルに戻り、立憲君主派について兄弟戦争を始めます。3年ほど戦って、ミゲルの側はまだ勢力は十分だったのですが、ミゲルが「それなりの年金を呉れれば俺はこの国から消えてもいいよ」と申し出て、戦いは突如、終わりを告げます。そして目出度くマリアが王位を継ぐことになります。
 ですがペドロがそれで黙っていたのか気になったのですが、その年に 35才の若さで死んでいます。Wikipediaには、その死因についてまったく触れていませんが不自然な死に方です。想像をたくましくすれば、両派の間でペドロは亡き者にするという密約があったのかもしれません。マリアの方はマリアII世として、叔父との結婚からも免れ、最初のフランス王室から迎えた夫は、結婚の 2ヶ月後に死ぬといったこともありましたが、翌年、今日のスロバキア王室から夫を迎え、この夫は有能で、実質的に政務を執り、彼女は国民から「良き母」と慕われたということです。
 これほど詳しくはブラジルの紹介のページに書くつもりはありませんが、ここまで調べるについては時に Googleで検索し、Wikipediaで芋蔓式にリンクを辿り、書いてあることを全部覚えているわけにもいかず、ブラウザを次々と開き、ホームページの原稿の方はブラジルのページ、カナダのページ、インディオとかの説明のページと立ち上げ、時に知らない英語が出てくるので英和辞典のソフトを立ち上げと支離滅裂状態になります。コンピュータの方も面食らうのか、挙げ句の果てはクラッシュするといった具合で、また一からやり直しということになります。
 もう一つ気になっていたことがあって、最初にポルトガル人がブラジルに来たとき、サンタ・クルズと名付けたという記述があって、これはサンタクロースと関係あるかな?と調べてみると、サンタ・クルズの方は「聖十字架」で、サンタクロースの方は、もともとセント・ニコラスで、サンタクロースはオランダ語でシンタクラース Sinterklaas(Sint Nicholasを縮めたものらしいです。)がアメリカで訛ったものだろうということで関係はないことがわかりました。
 あれこれ人物に関する記述を見ると、ヨーロッパの王室は嫁取り、婿取りで入り交じっていることが分かります。この関係も面白そうですが、多分、グチャグチャにこんがらがりそうなので諦めました。マリーII世の先祖を三代まで辿るとポルトガルはもちろんですがスペイン、オーストリー、シシリー、イタリアのパルマの王家の血が入っていることがわかります。
 その父のペドロのフルネームはペドロ・ド・アルカンタラ・フランシスコ・アントニオ・ヨハン・カルロス・ザビエル・ド・パウラ・ミゲル・ラファエル・ヨアキム・ホセ・ゴンザガ・パスカル・キプリアノ・セイフィム・ド・ブラガンザ・エ・ブルボンという血統書みたいなのですが、フランスのブルボンの血も入っているのでしょう。
 このへんにしときます。今日は題名も支離滅裂なら記述も支離滅裂でした。

佐藤渡辺サイトの近況
 06年9月の月間の画像を含まないページビューでのヒット数は 431958と、先月から2万7千近くの増です。かろうじて 40万台割れは免れました。

鈍感力
 小泉さんは安倍さんに鈍感力を身につけるようにと忠告しましたが、どう生かされたでしようか?
 強いものの言うことには敏感に、弱いものの言うことには鈍感に、なら世の常で小泉さんが言ったのはこれではないでしよう。雑音には鈍感にというのが本旨でしょうが、さて何が雑音なのかこれが問題です。私の父はクラシック音楽は雑音だといっていました。いわんやロックなどは喧噪だったでしょう。私もそれに近いですけど。ロックミュージシャン、(いや、最近はロックアーティストですか値? Yahooで多数決を取ると 146,000対 154,000です。猫も杓子も芸術家に成りおって!)は耳栓をして演奏するんだそうですね。
 安倍さんは旧日本軍の従軍慰安婦問題で「強制性を裏付ける証拠が無かったのは事実」と発言して韓国の神経を逆なでにしましたね。これが、米下院の与野党議員が日本政府に明確に歴史的責任を認め、首相が公式に謝罪するよう求める決議案を提出という事態になると、とたんに平謝りに近い状態で以前より後退したようです。
 鈍感力の使い方はまだ会得されていないのでは? 慰安婦問題と拉致問題を並べて国際的な視点で比較したとき、どちらが重く見られるか、政治家だから想像はつくと思うのですけど。拉致ならアメリカもグアンタナモに大勢、連れてきているのもそうかな? 捕虜ではないと言うし。

家の話
 雑草の成長速度が目立って速くなりました。今年は芝が負けるのでは?と思わせます。いつもの年とも違う雑草の種類です。タカナはまた、花を咲かせてやりましょう。7代目ができるかも知れません。
 ニラとアサツキの、これもほとんど雑草は元気です。アサツキはそろそろ夏の眠りの準備に入っているようです。我が家では雑草みたいなのしか育ちません。一応、サヤエンドウ、茄子、ゴーヤ、これは日よけになるかな、と植えています。

07/05/06発行 168部 先月±0部

毎回、4、5通が宛先不明で戻ってきます。三回連続で不着になったらリストから削除しています。2、3を削除しますが、だいたい同じくらいの新規申し込みがあって、同じくらいの発行部数になっています。

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