佐藤渡辺通信006号 三本の名剣・老荘の教え
ネット関係での話題はあまり思いつかなかったし、月の名前の話は昨年、使ってしまったし、いや、4月の卯月とかはまだだったかも知れませんが、ちょっと数十年来、気になっていることを書いてみます。話はうろ覚えで図書館にいって調べるのもめんどう、と、ネットで知識を補って書いています。 もう、三十年ほど前になりますが、実家で父の蔵書の中にぼろぼろになったうすっぺらな「老子」というのがありました。多分、古本で買ったものでしょう。父の蔵書はほとんど古本でしたから。老子の書いたものは「道徳経」、実は「道経」と「徳経」の上下二巻があって合わせて 5,000字くらいの「道徳経」らしいですが、彼の思想を顕したものとしてはこれしかないといってよさそうです。 だいたい紀元前 5世紀、春秋時代の人らしく、孔子と時代は少し重なるようです。しかし、その履歴はあまりはっきりしていなくて、実在さへ疑われるようです。「道徳経」の中を見ると非常に難解で、解説を見て、そんなことか?と理解できる程度ですが、内容はほぼ一貫した思想に貫かれていて、基本的にはある一人の人物が書いたものでしょう。Wikipediaに老子の記述がありますが、その中に、 『孔子が「礼」について老子に教えを乞うたことがあったが老子は戒めて「古代の賢人は空言のみ残って骨は朽ちている。君子など時流に乗れなければあちこち転々とするだけだ。そなたの驕気と多欲、もったいぶった様子とかたよった思考を取り去りなさい」と教えたという。』というのがあります。さもありなん、と思われます。「子曰く」(し、のたまわく と読みます)は昔の漢文の教科書には必ず出てきて、これが試験に出ようものなら、何とか人生訓に結びつけないといい点もらえない、という私にとって いやな奴でしたから。
試験では、賢い者が答えられないような問題を、馬鹿な奴が出す。- オスカー・ワイルド (http://ja.wikiquote.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8にありました。)
上の話があるところを見ると、実在の人物だったのでしょう。この話も後世、私のように孔子嫌いの人物によって捏造された可能性もありますが。「道徳経」は簡潔、高遠に思想を説いており、処世訓みたいなのとは次元が違います。それでも読んでみて共感できる部分が多々あります。中に少し卑俗で分かりやすい部分がありますが、後世の加筆ではないか、と言われているようです。 さて、三本の名剣ですが、これは後年、よく老荘の教えと一括りにされる荘子とは何者と、これは本を買って読んでみました。原文は読めないので平文に翻訳したものと解説を読むわけです。確かに老子を師と仰いだ人だけあって、老子の思想を敷衍した例題集的な要素と『「荘周が夢を見て蝶になり、蝶として大いに楽しんだ所、夢が覚める。果たして荘周が夢を見て蝶になったのか、あるいは蝶が夢を見て荘周になっているのか。どちらともわからぬ、どちらでもかまわない。」』と高踏的で何が何だかわからない記述もあります。 そうした荘子の書いた説話には必ず解説がついているのですが、一つだけ解説のない説話がありました。それが三本の名剣です。タイトルはあやふやですが。これが気にかかっているのです。何となく私には分かった気がしたのでよけいに気にかかるのです。話というのは、おおまかにはこうです。 「ある人物にいつも虐められている人がいて、何とかやっつけたいのだが、とても叶わない。それが、遠方ですばらしい名剣を作る人がいると聞いて、買い求めに行った。すると、名剣は確かにあって、上・中・下と三本ある。三本とも目には見えないが上の剣は切っても血は出ないし、斬られても痛くも痒くもない。中の剣は切っても血はでないが、あとで痛くなる。下の剣は切れば血が出るし、殺せる。その人は中の剣を買って帰り、その人物に出会ったので斬りつけた。その人物は、いつも虐めている奴に出会ったら、変な素振りをして、おかしな奴だと思ったが、何だか体が痛む」 というものです。 解説がなかったので私が勝手解釈したのですが、人をたしなめるとかいう場合に、はっきり相手の非をとがめれば、これは名剣でも何でもなく、チクリと皮肉を言うのが、下の剣、言われても皮肉とも思わないが、何となくひっかかってあとで考え込むのが中の剣、言われても何も感じないが、いつしか言った人の思うように行動するようになる。つまり、上の剣は老子の『「無為にして化す」・徳の高い人物は何もしないでいるようだが、まわりの者は、その何気ない言動にいつしか感化されてしまう』の例題と見たわけです。 さほどに徳が高くない常の人は中の剣、下の剣あたりを使うのが無難なんだと思います。この解釈はどうなんでしょう? 今回はちょっと風変わりに内容になってしまいました。次からはネットで見つけた話題にします。
佐藤渡辺サイトの近況 06年3月の月間の画像を含まないページビューでのヒット数は544,847と、06年2月から6千くらい増えました。まあまあ、順調にきているようです。 jpとか comとかのドメイン名に興味を持って世界のドメイン名を調べるうちに国名、国旗の由来、歴史まで手をひろげて調べた「世界のドメイン名」が建設用語小辞典に次ぐ人気サイトになりました。アルファベット順に書いていったのですが、最初のうちはやっつけ仕事で内容的にもの足らないものでした。今、少しずつ書き改めています。検索エンジンから来る人がほとんどで、そのキーワードが調べられますが、国名と「祭り」で来る人もあり、あわてて祭りに関するサイトを探してリンクを貼ったりしています。 韓国の地名と地図検索のページは韓国の祭りの紹介の参考にと作ったものですが、これも三番人気のサイトになりました。中にソウル市の地図とかを探して来る人もあり、そこまでは手が回っていません。少しましな地図を見つけたので、暇があったらソウル市内の地名と地図検索のページも作れるかもしれません。 韓国の地名と地図検索のページ 「Alexa Web Search」の世界ランキングですが、旧・渡辺組のデータはグラフを残して消去されたようです。佐藤渡辺がどうなったか、先程、見たところでは3ヶ月平均で169,768 位と、一応は先月の170,982 位からは若干ながら上がっています。↓ 佐藤渡辺アクセス公開
姉歯さんの奥さんはほんとにお気の毒でした。 こうなったらほんとに悪い奴をちゃんとしなければ。民主党は何で四ヶ所メモ(長い間、四方メモと間違ったままにしていました。 080709)を深追いしなかったんでしょう。これは贋作ということはなかったはずだけど。追えない事情でもあるのか?と疑いたくなります。
家の話
ゴーヤを植えるための下準備はしました。芝をはがすのは一苦労でした。まだ植えるのには早いのでとりあえずコマツナの種を蒔いておきました。十分に育つ時間はないかもしれませんが、苗みたいなのでも食べられるでしょう。ゴーヤの上る棚を作るのはこれからで頭の痛いところです。今回のお知らせはこの程度です。 06/04/02発行 163部、前月+3部
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