佐藤渡辺通信 No.64 2月は如月、きさらぎ、February
先月号でカレンダーの話をしたので、ついでに月の名前に関する話を続けてみます。二月は日本語の別名は如月、絹更月、衣更月、衣更着、生更生、来更来、気更来とあって、どれもキサラギです。一つだけ違うのがあって、草木張月:クサハリヅキというのがあります。もう一つ、梅見月というのもあります。どれにも一応の謂われがありますが、如月だけは、謂われが見つかりません。謂われを記してみると下のようになります。 絹更月、衣更月、衣更着:これらはみな同じで、寒さが増して服をさらに重ねて着るというものです。いったん脱いだ服をまた着るというのもあるようですけど。感覚としては一番ぴったり来ます。ところが、どうもこれは俗説らしいのです。 生更生というのがあって、二月には節分があって、これは旧暦の大晦日で、翌日は立春で、これから暖かくなる月で、草木が更に生えてくるというのが正しそうなのです。あるいは再び生えてくるというのかも知れません。確かに一月も半ばになると、つくばでもフキノトウが出てきて、この頃ではちょこちょこと雑草も芽を出してきています。 気更来:陽気が更に来る月であるから、ということで生更生と似たものです。 草木張月:クサハリヅキ これも草木の芽が張り出す月であるから、で似たものです。 木目月:コノメヅキ これも木の芽が出る月ということです。 来更来:前年の旧暦八月に雁が来て、更に燕が来る頃であるから「来更来(きさらぎ)」というのを見つけましたが、これは感覚的にピンと来ません。ツバメが来るのは田植えも終わって6月の声を聞く頃のような気がします。虫どもが出てくるころでしょう。 最後に如月ですが、月の如くと、きさらぎ、どちらも語感として美しく、すばらしいとは思うのですが、なぜそうなのか?理解に苦しみます。どう呼んでもキサラギとは読めない漢字です。ネットで調べて、一つだけ由来に関するものが wikipediaで見つかりました。wikipediaというのは、みんなで作る百科事典といったもので、誰でも知っているひとが書き込んで結果として百科事典になるというもので、それが各国語であるというものです。 このwikipediaの日本語版で「如月」は中国での二月の異称をそのまま使ったもの、とありました。それなら理解できます。読みの方は日本語をあてたというわけです。それでは、中国語のwikipediaはどうか?と調べたのですが、「英文中的2月(February)来源于古羅馬的Februus(?戒月)」といった記述は見つかるのですが、如月という言葉は見つかりませんでした。しかし、多分、中国由来というのが正しいのだろうと思います。ついでながら、wikipediaでは日本語の記述が見つかれば、同じ言葉について外国のwikipediaのページにリンクが貼ってあります。07/12/20 まだ気になっていて、「如月 +".cn" -".jp"」となるべくは中国のサイトで如月を含むものを探したのですが、確かに多数のサイトがヒットするのですが、静默如月とか月の如くの字義どおりの意味のようです。多数出てきますから中国人の好きな表現であることは間違いないようです。私のイメージでは二月の月は冷たく清らかという印象です。「如月 +".tw" -".jp"」と台湾関係でも似たようなものです。 ところで、中国語の英文中的2月(February)来源于古羅馬的Februusは、英語のFebruary古代ローマの Februusから来ているといっていることは日本語版の方でも確かめられます。で、英語版を見ると、このフェブルウスは god of purification、つまりは「贖罪を司る冥府の神」、「冥界と浄化の神」だということです。
ついでに主立った言語での二月を見ると、イタリア語では Febbraio、スペイン語では Febrero、ポルトガル語では Fevereiro、フランス語では Février、ドイツ語は Februar、オランダ語では Februariで、オランダ語が英語に一番近く、ドイツ語がその次、あとはポルトガル語だけが bが vに化けています。イスラム圏は文字が読めないので調べられませんが、かろうじてトルコは英数字を使っています。多分、文字化けですが、S,ubatみたいな綴りで、まったく違うようですが、三月は Martで似ていますが、システムが全体に違うようです。 もう一つ、ついでに一月のJanuaryは、ローマのヤヌス神(Janus): 正反対の方向を向いた二つの顔を持つ門や戸口の神で、その神殿には二つの門があり、戦いのときに開かれ、戦いに赴く兵士が通り平和なときは閉めている、から来ているのだそうです。
佐藤渡辺サイトの近況 先月の月間の画像を含まないページビューでのヒット数は522,403と少しばかり回復を見せました。一直線に坂道を転げ落ちるわけでもなさそうです。 「Alexa Web Search」の世界ランキングですが、先ほど見たところでは先月の76,896位から 80,927位と下がっています。どうやら、この辺りが限界のようです。 今朝方、アンケートの回答が一つ来て、「素人ホームページです」、評価は「ひどい」というのが来ました。これまでのところは「上等」というのは、「優れている」とかにくらべて、チェックしやすいようで、圧倒的に「上等」が多いのですが、たまに「ひどい」があります。純粋にデザイン性、エンタテインメント性を見ると、あまり芳しいサイトだとは正直、思っていません。とにかく、知りたい情報に一直線に案内する、そして軽く、軽くということを念じてやってきました。 しかし、ブロードバンド化が進んで、画像の重さがさほどには気にならなくなってきたので、少しあか抜けたページにして行こうかとは思っています。でも、私の場合は情報の充実が先で、デザインの方はかなり後回しになりそうです。デザインの素質もないようですし。
カレンとのやりとり カレンとは、その後も週に一通くらい、メールをやりとりしています。一週間以上、回答というわけでもないけど返事を送らせると、前のメールは見たか?ときますので、4,5日うちに返事しています。そのなかで、ときどきオジサンしています。先だってから、日本での写真を整理しているようで、浮世絵とか着物の話、とにかく、着るものは大好きですが、「いろんなファッションがあるけど、結局は他の女性に見せるためみたい」というので、 「男性は女性の衣服は中身のカバーと思っているのかな?」とかコメントしたら、 「HeeHee! でも、いつもハダカだったら面白くないでしょ? 衣服があるから面白くなるのよ。花嫁のペールとか、男性の想像力をかき立てるのでは? ビクトリア王朝の時代は長い裾で手袋まで指がないものだったのよ。その頃は男性は足首が見えても興奮したのでは?」 ということでした。確かにそうでしょう。 世の中のことでは、アブ・グレイグの軍法裁判にも関心を向けているようです。上官に命令されたから、といっているけど、ママはこういっているわ、「崖から飛び降りなさい、と命令されたら飛び降りるの?」 そう簡単ではないのでは、悪いことだけど自分の利益になる命令だったら私も迷うと思うよ。だいたい、兵隊は人殺しという犯罪を犯すように命令されているんだ。私の嫌いなラッシュ・リンボー、アメリカで人気のトークショーのタレントだけど、彼なら「虐待するのは殺すのより悪いのか?」というのでは? と言ってやりました。 アメリカ軍は多分、この考えに賛成なのでは。 とにかく、イラクの選挙はブッシュさん流には自由と民主主義のための犠牲によって無事に終わったようです。自由と民主主義は押しつけられるのか? 大変な実験です。強制された自由とは?
郵政民営化 いよいよ、本番がはじまりそうです。しかし、今、何が悪くて、民営化すると何がよくなるのか? そのへんのところ、小泉さん、条理をつくして説明してみては? 条理をつくすのは苦手みたいだけど、ここは本番だから頑張って!
家の話
我が家の庭には食べるものはなくなり、最近は隣の梅林から進入してきたフキノトウにありついています。そろとろ、ブルーベリーに肥料をやらないと、昨年みたいに、人に上げるほどはできないことになりそうです。かろうじて近所づきあいに間に合っているのですが。
今回のお知らせはこの程度です。 05/02/01発行 153部、前月+3部目次へ このホームページの更新状況などのお知らせをご希望の方がありましたら、下記の申し込みのフォームでお申し込み下さい。私どもからのお知らせのほかに、「まりんにゅうす」というメールマガジンも届くことになります。 | |
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