佐藤渡辺通信 No.63 お正月とクリスマスとの関係
明けましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
新年は言うまでもなく、1月1日からはじまります。その1月1日はなぜ新年なのか? 今、私たちが使っているカレンダーはグレゴリオ暦、つまり太陽暦です。私の長年の疑問は、新年がなぜ、太陽と地球の運行の関係において特別の日から始まらないのか?ということにありました。無精な私のことで図書館で調べることもせず、そのままになっていましたが、今ではインターネットで座して調べることができます。というわけで調べてみました。
メソポタミア文明では冬至が新年の日とされていたようです。バビロニアでは春分の日のある新月の日としていたようです。ほかには、春分の日を新年とするものがありました。ジュリウス・シーザー=ユリウス・カエサルがユリウス歴を制定するまでのローマは太陰暦、つまり月の運行をもとにしたもので、最初は春分のある月の新月の日を1月1日とし、 Martius=Marchを1月として、December=10月を最後としてあとの2ヶ月は無名の月だったということです。後にJanuariusとFebruariusを加えて、12ヶ月としましたが、年月が経つと1月が夏になったりと不具合でした。 シーザーがエジプトを征服してみると、エジプトでははるか昔から1年を365.25日とする精度の高いカレンダーがあったのです。これに刺激されて BC 46年にユリウス歴が作られたわけです。この時、シーザーは冬至を年初としたのか、はっきりしませんが、多分、そうなのでしょう。そのため、ローマ暦とは2ヶ月ほどずれることになりました。その名残が Sempember, October, November, Decemberとラテン語では7月から10月のはずが、今では9月から12月となっているというわけです。この頃はキリストはいませんから、クリスマスも関係ありません。 中国でも夏王朝の時代は春分が新年で、殷の時代から前漢の間は冬至を新年としていたようです。そして後漢の時代に立春の日を新年として、月の運行をもとにした月の名前と太陽の運行をもとにした太陽暦を組み合わせた太陰太陽暦というのを作りました。私たちが旧暦、あるいは陰暦と呼んでいるのは実はこの太陰太陽暦と同じのようです。 さて、シーザーは4年に一度、閏月を作ることを定めて長らく使われたのですが、実は一年は365.2422日くらいだったのです。このため128年ごとにカレンダーは一日ずれてローマ法皇・グレゴリウスの時代には春分が3月10日くらいになるという、おかしなことになりました。そこで1582年に西暦が400で割り切れない世紀末、つまり、○○00年は閏年をやめるようにしたわけです。これで、あと2,400年ほどはやっていけるのだそうです。2000年は、400年に一度の閏年の世紀末でした。 さて、クリスマスとお正月との関係ですが、ローマ時代のローマではミトラ神 Mithra, Mythraという太陽神が信仰されていて、冬至にはミトラ神が死に、翌日に蘇るということになっていて、大きな祝日になっていました。これから暖かくなるという嬉しい日と考えていたのです。ローマ帝国でのキリスト教の布教は2-3世紀頃ですが、このミトラ神の祭りをキリストの誕生日として、旧い習慣と摺り合わせを図ったのです。キリストの誕生日は聖書のどこにもみあたらず、根拠はないのです。 私の想像ですが、法皇は年初の日は何とかキリストと関係した日にする必要があると考えていたのだろうと思います。キリストの誕生日は当時の冬至の日の翌日ということにして、年初の日は何とキリストがユダヤ人として生まれて、ユダヤ教の律法によって生後 8日目に割礼を受けたという日と定めたのです。何とユダヤ教の習俗をとりいれたのです。キリスト教の方では割礼を禁止しているにもかかわらずです。まあ、マホメットはキリスト教徒も含めてユダヤ教徒もイスラム教徒も同じ教えに従う「啓典の民」と考えていたくらいですから、それほど抵抗はなかったのでしょう。 ユリウス歴の誤差が無ければ、クリスマス=年初の日ということもあったのではないか、というのが私の想像です。ちよっとついでにキリストの誕生日は25日なのになぜ24日のイブを盛大に祝うのか? 実はユダヤ教の暦では一日は暗くなると終わり、夕方から次の日が始まるということになっていて、24日のイブは実は25日がすでにはじまっているのです。
佐藤渡辺サイトの近況 先月の月間の画像を含まないページビューでのヒット数は441,690と6月からこっち下り坂です。建設用語小辞典がこれまで独占的地位を保っていたのが、競合サイトが現れたのか?と思っています。 「Alexa Web Search」の世界ランキングですが、先ほど見たところでは先月の84,145位から76,896位と上がっています。こちらの記録では昨年6月を頂点に坂を転げ落ちる様子を見せているのですが。Alexaツールバーを使っている人はこれまで主として英語圏だったのが、Windowsの Explorerには標準インストールが進んできて、日本でもかなり普及しているのだろうと思います。
今年の一字言葉は「慶」に 昨年は「災」でした。数重なる台風に中越地震と重ね重ね、災害の年だったというのに最後にスマトラ沖地震と大津波と世界的にも「災」の年でした。今年は「慶」にしたいものです。まず、ブッシュさんがイラク駐留の兵士を津波被害の救済に振り向けるとでも言ってくれるといいのですけど。
家の話
ついに我が家の庭に自家生で食べられる野菜は無くなりました。ゴボウの二代目の掘り残しが数本がんばってますけど、食べられる大きさではありません。タカナの四代目が数本あったはずなのですが、目立つほどの大きさになっていませんので、これで絶滅のようです。1本だけは確認してますが、生えた場所がアサツキの真ん中で、条件が悪そうです。
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